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共通点のない相手とも会話が弾む質問術

2013年09月24日 00:01  オズモール

オズモール

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自分と世代が違う人やまったく異なる職種の人と話すとき、なかなか共通の話題が見つからず、困ってしまうことってない? CMのナレーターやDJとして活躍し、ハリウッド俳優へのインタビュー経験も豊富な川崎ゆかりさんは「共通の話題を探すよりも、まずは自分がよく知らなくても相手がよく知っていることを見つけて」と言う。 「仕事とは関係のないことでも、相手が精通している話題、興味がありそうな話題がわかったら、それについて質問すると、相手の気分がよくなり、コミュニケーションがスムーズにとれるようになります。『こんなことを質問したらばかにされるかも』といった気持ちは捨てて、『ばかにされてもいい』くらいの気持ちで質問することが大切です」(同) 例えば、自分はゴルフにまったく興味がなかったとしても、相手の趣味がゴルフだった場合「ゴルフってどんなところが楽しいですか?」といった質問でOK。ただし、相手がなにに興味があるのかを知らなければ、相手が喜ぶような質問もできない。このため、事前に共通の知人に聞いたりするなど、リサーチしておくことも大切。相手も「自分に興味を持って調べてくれたのだな」と、嬉しい気持ちになるはず。 「以前にインタビューしたある日本人の俳優さんは、とても真面目な方で口数が少なかったんです。事前にその方のツイッターなどを見ていたら、趣味がパンクロックでご自身でバンドも組まれていることを知ったので、それに関する質問をしたら、リラックスしてコミュニケーションがスムーズにとれるようになりました。事前にリサーチできない状況なら、話の中で相手の表情やリアクションに注意して、相手がどんなことを話したがっているのかをよく観察するようにして。相手が興味あるポイントが『ここだ』と思ったら、すかさず質問すると話が盛り上がります」(同) つい自分の話をしすぎてしまうという人は、相手の表情や目線などに注意して、飽きてきているなと感じるときはすぐに相手に対する質問をするようにしよう。 知ったかぶりをしても、会話は弾まないもの。余計なプライドは捨てて、知らないことは素直に質問するようにすれば、職場での人間関係もうまくいくはず! 川崎ゆかりナレーター、DJ。大学卒業後、広告代理店に勤務したのち、ナレーターに転身。「J-Wave Voice」のナレーターを3年間務め、ビジネス書の著者へのインタビューも多数経験、音楽専門学校にてラジオDJや声優、俳優の卵に向けて日本語の講師も担当。現在は番組・CMナレーターとして活動し、TVでは「AXN Buzz」のナレーション等を担当、ハリウッド俳優の英語インタビューもしている。 【オズモール】