2013年09月06日 16:41 おたくま経済新聞
スタジオジブリの宮崎駿監督が6日都内のホテルで引退記者会見を開いた。記者会見開始早々「僕は何度も今までやめるといって騒ぎを起こしている人間なんで、どうせまただろうと思われていると思いますが、今回は本気です」と今回の本気度を力説。
そしてスタジオジブリの鈴木氏からは、スタジオジブリとして来年公開予定のアニメが製作中であることが明かされた。
記者会見中にあった目立った記者からの質問は次のとおり
――長編監督をおやめになるという理解でいいのでしょうか?
僕は自由です。やらない自由もあるんです。車が運転できる限りは毎日アトリエに行こうと思っています。それでやりたいもの、やれるものはやっていこうと思っています。
まだ休息をとらなければならない時期なので、休んでいるうちに色々とわかってくるんだとは思いますが、ただここで約束すると多分大抵やぶることになるので……そういうことでどうかご理解ください。
――「風の谷のナウシカ」の続編はないのでしょうか?
それはありません。(キリッ)
――韓国のファンに一言お願いします。韓国で話題になっている零戦についてどういう考えを持っているのかお願いします。
映画を観ていただければ分かると思っていますので、色々な言葉に邪魔されないで今度の映画も観ていただけたらいいなと思います。
(ここで再度韓国の記者から「韓国のファンも一言」と声がかかる)
ええ。それを今韓国の方に……色んな国々の方が私達の作品をみてくれているのは非常に嬉しいと思っています。
それと同時に、「風立ちぬ」のモチーフそのものが日本の軍国主義が破滅に向かっていく時代を舞台にしていますので、色々な疑問や私達の家族からも自分自身からもありました。
どいういう風に答えるかということで映画を作りました。ですから映画を観ていただければわかると思います。
映画を観ないで論じても始まりませんので。ぜひお金を払って見ていただけると嬉しいです。
――今後ジブリ作品に対してアドバイザー的な関与はあるのでしょうか?
ありません。(キリッ)
▼ニコニコ動画で生放送された記者会見
スタジオジブリ 宮崎駿監督 引退記者会見