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宮崎駿監督、数えてみたら引退発言これで7回目

2013年09月03日 14:41  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

宮崎駿監督、数えてみたら引退発言これで7回目

9月1日、日本全国をある報道が駆け巡った……宮崎駿監督引退。日本アニメ界を長年に渡り牽引しつづけてきた宮崎駿監督の引退をスタジオジブリが発表したのだ。


【元の記事はこちら】


実は宮崎監督が引退をほのめかしたのはこれが初めてではない。調べてみたところ、最低でもこれまで7回そうした発言を繰り返していることが分かった。


・第1回 1986年:天空の城ラピュタ
・第2回 1992年:紅の豚
・第3回 1997年:もののけ姫
・第4回 2001年:千と千尋の神隠し
・第5回 2004年:ハウルの動く城
・第6回 2008年:崖の上のポニョ
・第7回 2013年:風立ちぬ


理由は、動員数が振るわないことによる落胆からの発言であったり、体力を問題にしたものだったり、若手の育成を理由にしたものだったり……「情熱を失った」「やりきった」などその理由を具体的に語っている場合もある。


今回の件についてアニメ業界の方に話を伺ったところ、宮崎駿監督の「辞めたい」「辞める」発言は、別に「天空の城ラピュタ」の頃に始まったわけではなく、実はスタジオジブリを設立するずっと以前からある“癖”として業界では知られているそうだ。
そのため「時間をおいて落ち着けば再び情熱が戻る」と楽観的に見ている向きもあるという。特に監督は作品発表後「燃え尽き症候群」的な様子を見せることがあり、今回も例にもれずそうしたものではないかと教えてくれた。


だた、これまでは「引退」に関する発表をスタジオジブリを通じ最初に行ったという前例がないため、今回については監督の本気度の高さが伺える。


正式な記者会見は6日に行われることになっているが、果たして今回こそ7度目の正直となるのか。
それともこれは新作発表後に恒例で行われる儀式となるのか。結果がわかるのは恐らく今から3年後か4年後。


監督の次回作に期待があつまる?


画像:
絶賛公開中の宮崎駿監督最新作「風立ちぬ」HP
http://kazetachinu.jp/