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緊張せずに人前でラクに話せる言葉とは?

2013年08月13日 00:01  オズモール

オズモール

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朝礼や会議、面談、プレゼンなど、働いていると人前で話す機会が多いもの。そんなときに緊張してうまく話せず、自己嫌悪に陥った経験はない? 緊張せずにいつものようにスムーズに話せたら、仕事もうまくいきそうな気がするけれど…。 「緊張しやすい人は『あがっていることを公言すれば、あがらないようになる』『自分を本当の自分以上によく見せようとするからあがる』などとよく言われます。けれどもそれだけでは緊張が取れない人も多いのではないでしょうか。あがり症の人は自分が過去に人前で顔が赤くなったり、震えたりした経験があり、それをくり返すことでいつも緊張するようになってしまいます。この悪循環を克服するには、過去のネガティブな情報を更新することが必要です」 そう話すのは、メンタルコミュニケーショントレーナーとして、あがり症の克服をサポートしている金光サリィさん。情報を更新するために役立つというのが、自分への声がけ。緊張するタイプの人は心の中で「緊張しないように」「失敗しないように」といった言葉を唱えやすいものだけど、これは逆効果なのだそう。 「言葉によって意識するほど、体は反応してしまうもの。知らず知らずのうちに緊張している自分や失敗している自分をイメージしてしまい、余計に緊張したり失敗しやすくなったりするのです」(同) 例えば、子供に対して保護者は「こぼさないようにしなさい」「転ばないようにしなさい」と言いがちだけど、それよりも「机まで気をつけて運んでね」「前を見て歩こうね」と言ったほうが、こぼしたり転んだりしにくくなることと同じなのだそう。 金光さんによると、このような言葉と脳の関係を利用して、緊張しないようにすることができるとのこと。 「自分がこうありたいと思う状態を素直に言葉にしてみて。例えば『人前で話すのは楽しい!』『気持ちよく話をする』『ワクワクして楽しい』といった言葉。つまり過去の情報をこうした言葉で更新するのです。人前に出る前にこれらの言葉を唱えると、ラクな気持ちで話すことができるようになります」(同) 脳に対する言葉の効果は即効性があるもの。近々人前で話す機会がある人は、さっそく試してみよう! 金光サリィメンタルコミュニケーショントレーナー、あがり症克服の専門家。極度のあがり症に長年苦しむが、脳科学や心理学を中心に学び、それらをもとに考えた手法で10日間であがり症を克服。著書に『人前で話すのがラクになる!5つの魔法』(ダイヤモンド社)、『人の目を気にせずラクに生きるために黒猫が教えてくれた9つのこと』(大和書房)がある。 【オズモール】