家を出たあとで、「今日のコーディネートはいまいち」と後悔したり、ウインドウに映る自分を見て「あれっ、なんだかちぐはぐ」とがっかりしたりした経験はない? そんなときは、今すぐ家に帰って着替えたくなるものだけど、そうもいかないもの。ファッションやインテリアのコンサルティングをしている七江亜紀さんは「出掛ける前は必ず、全身鏡でコーディネートをチェックして」と話す。
「コーディネートがちぐはぐだったり、トップスとボトムのバランスが悪かったりする人は、鏡を見てもパーツごとに見ているだけで、全体のバランスを見ていません。トータルで見て、他人になったつもりでチェックすることが大切です。鏡はフレームがあるとその色が邪魔になるので、フレームがないものがベター。鏡に自分が映ったときに、背景にごちゃごちゃとした家の中のものが映らないこともポイントです」(同)
では、鏡の前に立ったら、どんなことをチェックすればいいの? 七江さんに教えてもらったのは次の通り。
□顔色が明るく見えるか
□顔周りがすっきりと、小顔に見えるか
□トップスとボトムの丈のバランスはいいか
□トップスとボトムのボリュームは偏っていないか
□靴やストッキングの色が服に合っているか
□アクセサリーの長さやボリュームが服に合っているか
□メイクの濃さと服のバランスが合っているか
□バッグの色、形、ボリューム、素材などが全体となじんでいるか
上記をふまえながら、前、後ろ、横、すべての角度で全身をチェックして。これを朝の習慣にすると、全体のバランスはいいか、自分に似合っているかといったことが、すぐに判断できるようになる。
「なにかが足りないと思ったら、ウエスト、足元、首回りにポイントを置くのがおすすめです。ワンピースならベルトをつけてウエストで1回区切る、スカートならシャツを外に出したり、中に入れたりしてチェックする、靴はヒールやパンプスとフラットシューズの両方を履いてどちらがすっきり見えるかを確認するといったこと。首回りはネックレスやストールひとつで顔や全身の印象が変わるので、手を抜かないようにしましょう」(同)
「朝はそんな時間がない」なんて思っていると、女子力がダウンすることに。コーディネートがおかしいと思ったら、着替えられるくらいの時間の余裕を持って起きよう!
七江亜紀トータルカラーコンサルタント。「色のひと(R)」として活躍。働く女性たちを中心に色を軸としたコーディネートの提案やコンサルティングを行う。著書に『働く女性のための色とスタイル教室』『色とスタイル練習帖』(ともに講談社)がある。お知らせ七江さんが監修した新刊『知って役立つ色の事典』(宝島社)が好評発売中。色彩の基礎知識からファッションやインテリアなど生活のさまざまな場面で役立つ色の情報が満載!【オズモール】