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仕事を先延ばしにしない!前に進める考え方

2013年07月23日 00:01  オズモール

オズモール

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「仕事の電話1本がなかなかかけられない」…そんな経験はない? 電話をしようと思いつつ「お昼どきは遠慮したほうがいいかな」「もう夕方だから相手もバタバタしているはず」などと電話をできない言い訳を見つけては翌日に持ち越し、いよいよ「今日こそは電話をしなきゃヤバイ」というタイミングになってやっと電話をかけるといった具合。すぐに行動できる人は「1分ですむのに」「考えている時間がもったいない!」と思うところだけど…。 「仕事を先延ばしにしてしまう人、出不精の人、計画通りに実行できない人は、面倒くさがりだったり、怠けものだったりするわけではなく、“心配性”や“考えすぎ”といった心の荷物が重すぎることが原因で、先に進めないことが多いのです」 そう話すのは、働く女性のアドバイザー的存在として数多くの著書を出している有川真由美さん。考えすぎや心配性な人の特徴は、「失敗したらどうしよう」「ダメだったら立ち直れないかも」といった悲観的なイメージを持ちやすいということ。 「悲観的なイメージを持ってしまう背景には、自分自身に対する不安や他人への恐れがあると考えられます。一方、すぐに行動できる人は『私はこのままで大丈夫』という自信や自己肯定感があり、基本的に自分や他人を信頼しているので、失敗しても立ち直れないほどのダメージになることは少ないのです。いつもご機嫌で明るく、フットワークよくササッと行動できるのが特徴です」(同) 確かにものごとを重く受け止める傾向がある…そんな自覚がある人もいるはず。ではどうすれば、心配しすぎずにすむの? 「ものごとを重く受け止めがちな人は、不安や恐れが実際以上に大きくなっていると考えられます。行動できないときには応急措置として『カンタン、カンタン』と声に出してみましょう。単純なことですが、意外と効果がありますよ。自分や他人に対して『普通にしていれば、そんなに面倒なことは起こらない』『起こったとしても解決できない問題はない』と信頼してみると、心の荷物は小さくなるものです」(同) 心配性や考えすぎで行動が制限され、前に進めないのはもったいないもの。心の荷物を軽くして、すぐに行動する習慣を身に付けよう! 有川真由美作家・写真家。化粧品会社事務、塾講師、科学館コンパニオン、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、新聞社編集者など多くの転職経験をもち、マナー講習指導、新人教育の経験から、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで活躍中。旅行作家としても台湾を中心に約40カ国を旅し、エッセイやドキュメンタリーを執筆する。『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』『10年先を考える女(ひと)は、うまくいく』『心の荷物を片づける女(ひと)は、うまくいく』(以上PHP研究所)、『よわむしの生き方―必要な人になる50のルール』(きずな出版)など、著書多数。 【オズモール】