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やる気がない人は“心の荷物”をチェック!

2013年07月16日 00:01  オズモール

オズモール

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「やるべき仕事はたくさんあるのに、やる気が起きない」「気持ちばかり焦って集中できない」そんな日が続くと、気分がどんより重くなってしまうもの。確かに暑さが厳しいこの時季は、やる気も低下しがちだけれど…。 働く女性のアドバイザー的存在として数多くの著書を出している有川真由美さんによると、原因は夏の暑さだけではなさそう。 「エネルギーを奪っているのは、重すぎる心の荷物かもしれません。心の荷物とは、心に抱える課題やテーマなどのこと。必要のない心の荷物を持ち続けているとエネルギーを消耗し、どんどんやる気を失ってしまうのです」(同) 心の荷物を重くする原因とはいったいなに? 有川さんに教えてもらったのは、次の2つ。 (1)がんばりすぎて無理をする 「~でなければならない」という思い込みは、心の荷物になりやすいもの。例えば「メールをもらったらすぐに返信しなければならない」「営業ノルマは達成しなければならない」といった絶対的な考えがあると、心に重くのしかかってしまう。そこでまずは、「~でなければならない」という思い込みを「本当にそうかな?」と疑ってみて。そして「この荷物はいらない」「別な荷物を優先したほうがいい」というように、心の荷物と一つひとつ向き合い、必要なものだけを選択しよう。 (2)プラスとマイナスのイメージを同時に描いている 新しいことをしようとするときや先に進もうとするとき、「未来の自分を想像してワクワクする」というようにプラスのイメージしか持たない人はエネルギーを消耗することなく、チャレンジできるもの。一方「もし、うまくいかなかったら…」とマイナスのイメージばかり描く人は、心の荷物を重くし、エネルギーを消耗してしまうもの。けれどもいちばんエネルギーを消耗するのは、「やりたい」と前向きに考えつつも「でもうまくいかなかったら」と心配もして、プラスとマイナスの両方の思いを同時に抱えてしまう人。できるだけプラスのことに目を向け、「希望」のイメージを大きくし、マイナスのことに対しては対策を立てることでリスクを減らし、「不安」を小さくしよう。 心の荷物は自分次第で軽くできるもの。まずは自分がどんな心の荷物を背負っているのか、確認することから始めてみて。 有川真由美作家・写真家。化粧品会社事務、塾講師、科学館コンパニオン、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、新聞社編集者など多くの転職経験をもち、マナー講習指導、新人教育の経験から、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで活躍中。旅行作家としても台湾を中心に約40カ国を旅し、エッセイやドキュメンタリーを執筆する。『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』『10年先を考える女(ひと)は、うまくいく』(以上PHP研究所)、『よわむしの生き方―必要な人になる50のルール』(きずな出版)など、著書多数。【オズモール】