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建設的な話し合いをするための“話の聞き方”

2013年07月13日 20:40  新刊JP

新刊JP

建設的な話し合いをするための“話の聞き方”
仕事をしていると、どこか気が抜けてしまう。なかなか前に進まない…。そんなことはないだろうか。しかし、次々と仕事はやってくるし、自分の仕事ぶりが誰かに見られている。どういった心持ち、考え方で仕事をすればいいのだろうか。

 『仕事を「一歩先」へ進める力!』(生方正也/著、白根ゆたんぽ/イラスト、実務教育出版/刊)では、「指示待ちから抜け出したい」「仕事の幅を広げたい」「先を見据えた仕事をしたい」「背景を理解した上で」仕事を前進させる45のコツを紹介する。

 ビジネスは相手あってのもの。そのためにはコミュニケーションをうまくとることが、円滑に仕事を進めるために必要だ。コミュニケーションは、熱意や思いやりだけでなんとかなるわけではない。自分なりに言いたいことをわかりやすい形で伝える必要があり、相手と実のある話し合いができなければならない。建設的な話し合いをするには方法があるのだ。

 ビジネスでは、一方的に言いたいことを伝えるだけでなく、相手と話し合ってお互い納得のいく結論を出していかなくてはいけない。そのためには、しっかり相手の話を聞くこと。
 ビジネスで話の聞き方が十分できているケースは、実はあまり多くないという。
 話を聞く際に注意しなければならないのが、一部を聞いてすべてわかったかのように思い込むことだ。このようなことにならないためにも、思い込みを排して冷静に話を聞くことが重要だ。話を冷静にとらえるためには2つのポイントがある。1つ目は、何についての話かをまず理解すること。2つ目は、相手の話をすぐに評価せずにそのまま聞くこと。いきなり評価をするのではなく、正確に理解することに重点を置きながら話を聞くことができれば、その後の話し合いも生産的なものになる。逆にきちんと話を聞けないと、誤解や意見の食い違い、感情的なもつれにもなりかねないので、気をつけなければならない。

 せっかくいいアイデアが浮かんでもそれを相手にわかりやすくプレゼンできなければ、意味がない。対話の技術をつけることで、コミュニケーションもうまくいくようになるだろう。新入社員の人たちはもちろん、仕事で行き詰っている、コミュニケーションが苦手という人にも参考にできるところが多い一冊だ。
(新刊JP編集部)