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10年先の明暗が分かれる2つの目標の持ち方

2013年07月09日 00:01  オズモール

オズモール

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「いつかはこうなりたい…」そんな将来の夢はある? 今は目の前のことで頭がいっぱいで先のことは考えられない、という人もいるかもしれないけれど、働く女性のアドバイザー的存在として数多くの著書を出している有川真由美さんは「夢を持たなければ、そこに近づくための成長はできません」と話す。 「『今を精いっぱい生きれば道は開ける』という考えも一理ありますが、『いつかこうなる』と未来のイメージを描いておくほうが、今がより充実するものです。ただし、漠然と遠い先の目標を立てるだけでは、具体的な行動を起こしにくく目標を達成しづらいかもしれません。そこでおすすめなのが、遠い先の目標とすぐに達成できそうな近い目標を立てて自分の人生を考えること。遠い先の目標は“漠然と”、近い目標は“明確に”考えることがポイントです」(同) 近い目標は「ちょっとがんばればできる」程度のものにして、基本的には1つだけ。会社のデスクの目につくところなどに目標を書いた紙を貼って、スケジュールに落とし込み、実行しよう。例え予定通りにいかなくても、気にしなくてOK。近い目標はスケジュール通りに達成することが目的ではなく、目標に向かって進む“今”の時間を作り出すことが目的だと捉えて。 「近い目標を達成したら次の目標を立てる…ということを繰り返しているうちに、“遠い先の目標”を実現しやすくなるものです。人はなにかの目的に向かって進んでいるときが、最もエネルギーが生み出されている状態なのです」(同) 女性の人生にはさまざまな変化が訪れるもの。バリバリ働いたり、子供を育てるために家庭に入ったり。ずっと同じ職場にいたとしても部署異動があったり、職場の状況や役職が変わったりするのは当然のこと。年齢によってもできることは変わってくる。そんな中で、自分の人生を俯瞰するマクロの目で遠い先の目標を持ち、足元を見つめるミクロの目で近い目標を持てば、どんな変化が起きても夢に向かって進めそう。 目標を持つということは、周りに流されずに自分らしくいるための心の軸にもなる。まずは遠い未来の夢を描くことから始めて、それを元にすぐに達成できそうな目標を立てよう。なんとなく日々を過ごしている人も、みるみるエネルギーが湧いてくるはず! 有川真由美作家・写真家。化粧品会社事務、塾講師、科学館コンパニオン、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、新聞社編集者など多くの転職経験をもち、マナー講習指導、新人教育の経験から、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで活躍中。旅行作家としても台湾を中心に約40カ国を旅し、エッセイやドキュメンタリーを執筆する。『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』『10年先を考える女(ひと)は、うまくいく』『心の荷物を片づける女(ひと)は、うまくいく』(以上PHP研究所)、『よわむしの生き方―必要な人になる50のルール』(きずな出版)など、著書多数。【オズモール】