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“素敵な60代”になるには今が勝負!

2013年07月02日 00:01  オズモール

オズモール

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日本の経済状況からか、最近は20代のうちから老後の不安を抱える人が増えているのだそう。「ひとりっ子だし、もし結婚しなかったら誰に頼ればいいのだろう」「貯金ゼロで、年金だけで生活できるのかな」など、考え出すと不安になるけれど、実際には心構えができていないのが現状かも。 「今の心構えや準備次第で老後の生活は変わってきます」と話すのは、働く女性のアドバイザー的存在として数多くの著書を出している有川真由美さん。 「なんとなく老後に突入した人と、漠然とでも『こんなふうになりたい』と考えながら過ごした人では、まったく老後の生活が異なります。老後を生き抜くためのお金、健康、人間関係、知識、知恵、情報、経験…といった資源を、働いている今のうちに蓄えておくことが大切です」(同) 備えるべき資源としてまず考えたいのが、お金のこと。自分がもらえる年金の額を把握していない人も多いのでは? 厚生年金の加入期間などの条件を入力すればもらえる年金の額がわかるサイトや、毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」などで確認しておこう。 「確認するとわかるのですが、年金だけで暮らすのは厳しいもの。蓄えがない場合、病気で入院などをすると生活が難しくなります。老後のために今から貯蓄をしておくのもひとつの方法ですが、おすすめしたいのは、老後もこまめに稼げるように準備をしておくこと。今は自分に投資してスキルを身に付け、老後はなにかを教えたり、仕事の経験を活かしてやりたかった職種にチャレンジしたりするのもいいでしょう。そのための準備は早いほどベターです」(同) 学生までの時期を「ファースト・ステージ」、働く時期を「セカンド・ステージ」とすれば老後は「サード・ステージ」。日本人女性の平均寿命は86歳(平成22年厚生労働省調べ)だから、60歳で定年退職するとすれば、「サード・ステージ」は25年以上もあることになる。そこで自分になにができるかを考えると、ワクワクしてこない? 60歳以降もイキイキと働いている女性は、楽しそうだし、若々しく素敵に見えるもの。 豊かな「サード・ステージ」のために今できることを考えると、日々の生活も充実してくるはず。まずは「サード・ステージ」の生活をイメージすることから始めてみよう! 有川真由美作家・写真家。化粧品会社事務、塾講師、科学館コンパニオン、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、新聞社編集者など多くの転職経験をもち、マナー講習指導、新人教育の経験から、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで活躍中。旅行作家としても台湾を中心に約40カ国を旅し、エッセイやドキュメンタリーを執筆する。『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』『10年先を考える女(ひと)は、うまくいく』『心の荷物を片づける女(ひと)は、うまくいく』(以上PHP研究所)、『よわむしの生き方―必要な人になる50のルール』(きずな出版)など、著書多数。【オズモール】