モノマネ、キノコ狩り・・・履歴書には書けない特技

霊感がある、モノマネが得意、逆立ちができる……「芸は身を助く」といわれますが、人より優れた技を持っていても、それが収入を得ることに直結するとは限りません。就職の面接ともなれば、人よりも優れている部分をアピールしたいものですが、履歴書に書くとなると「読書」や「映画鑑賞」といった無難なもので済ませている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、履歴書には書けない特技を探ってみました。

●「モノマネが上手いと言われます」仕事には一切役に立ちませんが……

発言小町『履歴書に書けない特技（駄）』によると、トピ主は家族や会社の同僚など、身近な人のモノマネが得意で、内輪では鉄板ネタとして定着しているのだとか。

「親戚の叔父の真似を母にせがまれてやると、何回やっても涙を流して喜びます。（中略）まったく同じ事を繰り返しても同じように喜ぶので面倒くさいのですが、『あれやってよ』としつこいのでやります」と、周囲からのリクエストが途絶えないのだそう。そこで“履歴書には書けないけれど自慢できる特技”を募っていました。

「耳を動かすことができます。鼻毛を的確に処理できます。開脚が得意です」（はなさん）
「バック転できます。でも、履歴書には書けんわ…」（陸路さん）

においを嗅ぐだけで美味しいかどうかがわかるという前世は犬？？さん。「もっと言うと。消費期限が１日２日くらい過ぎても大丈夫…という感覚の義母が出す料理のこれは期限が過ぎてたな～ってのがわかります」と、野生の勘ともいうべきか、普段の生活においてとても役立つ技ですね。人を笑わせたり、身体能力が高いことだったり、仕事には直結しないけれど誰にも負けない特技が寄せられていました。

●SNSで公開…なんだかイラッとする他人の特技

履歴書に限らず、最近ではSNSの自己紹介欄などに特技を書く機会が増えましたが、何気なく書いた特技が人を不快な気分にさせてしまっていることもあるかもしれません。マイナビスチューデント『“寝ること”、“人間観察”、“合コン”......「趣味・特技」の欄にあるとイラッとすること』では、「それは趣味や特技じゃない！」と突っ込みたくなる事例が紹介されていました。

「“寝ること”。趣味とは言わないと思うから」(男性26歳)

「“人間観察”と書いてあったらちょっと引く。この人と付き合う人は観察されておもしろがられているのかと思うから」(女性24歳)

本当に得意とすることでも、読み手の解釈によってはマイナスイメージになることも……。他にも「恋人とイチャイチャすること」「合コン」は、わざわざ特技として書く必要性がわからないというコメントや、つい書いてしまいがちな「読書」や「音楽鑑賞」も、つまらないという声が寄せられていました。ざっくりとした内容よりも、ジャンルやアーティスト名など、具体的な部分を記すことがポイントのようです。

好印象を持つ特技として挙げられていたのか「寺めぐり」や「キノコ狩り」など話題性の高いもの。また女性の格闘技などギャップがある特技も興味を引くようです。つい無難なことを書いて済ませてしまいがちな特技欄ですが、これこそが自分をアピールできる部分かも。一度、自分が得意とすることを棚卸ししてみるのもいいかもしれません。みなさんが持っている履歴書には書けない特技とはどんなものですか？（幸）

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