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セクシー+プロジェクト=?

2013年06月24日 21:00  新刊JP

新刊JP

セクシー+プロジェクト=?
近年、女性の社会進出が盛んになってきたといわれています。

「女性には、女性ならではの観点がある」、なんて言われますが、女性のふとした意見こそが「女性ならではの観点」になるのですから意識的に発言するのは困難です。ですが、「セクシープロジェクト」を感覚的に理解できるのは男性よりも、女性なんじゃないでしょうか? もちろん男性にもお勧めしたい本なのですが。



そもそも「プロジェクト」とは何なのでしょう。今回お話しするプロジェクトを“ある目的に対して一定期間取り組むこと、もしくは計画”という風に定義づけます。ですから決してルーティンワークにはなりませんし、日々の工夫のPDCAをどんどん回していくことを前提としています。そしてわたしたちが目指すのはセクシーなプロジェクトなのです!



さて、みなさんは「セクシーなプロジェクト」なんて表現に出会ったことがありましたか? もしくは、これまでこのプロジェクトはセクシーだ!なんていう風に感じられたことがありますか?

おそらくほとんどの人はセクシーなプロジェクトに出会ったことはないのではないでしょうか。

ですが、もし仕事であるこのプロジェクトがセクシーなものになったとしたら、日々の生活が格段に楽しくなると思いませんか?

そんな日々の生活をより楽しいものにしてくれるエッセンスが詰まった本が『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦(2) セクシープロジェクトで差をつけろ!』(トム・ピーターズ著、仁平和夫翻訳、阪急コミュニケーションズ刊)です。



その中から2つのセクシーへの第一歩へ導いてくれる項目を紹介します。



●まずデザインありき。

トムは言います。『デザインは、無意識のレベルに作用する魔法の王国のひとつである』と。プロジェクトをデザインすることで、急激にセクシーになることがあります。わたしたちはしばしばデザインはデザイナーが行うものであると思いがちですが本当は違うのです。デザインというサインを用いて日々他者へメッセージを投げかけているのです。

今行っているプロジェクトの受け取り手は誰ですか?セクシーにサインを送れていますか?もしサインを送れていないようでしたら、それはデザインを行うことで、セクシーなプロジェクトになりうるということです!



●遊ぼう、遊び仲間を見つけよう

本文中で『すごいプロジェクトの実行=胸のときめく遊び』であるといわれています。遊びはすごいパワーを秘めているのです。一心不乱、無我夢中になれる要素を探し出すんです。思い出してください、子供のころに作った砂のお城、大きな絵。どれも真剣に遊んでいませんでしたか?そして、今思い出したときそれらは確かにセクシーではありませんか?



さらにこんなことも言われています。

『真剣に遊ぼうと思わない限り、真剣に遊べない限り、真剣なイノベーターにはなれない。』



無論ここではイノベーターになることを目的としてお話しているわけではありません。ただこれはセクシー!なんていう風に感じるものを自分自身が作り出せたら、それはとても素敵なことではないでしょうか。



真面目に真剣でなく、そして不真面目だけど真剣に。矛盾しているようですが、これができるようになると世界がより一層鮮やかになるのです。わけがわからないかもしれません。ですが気になったら赤くてセクシーな表紙のこの本をぜひ手に取っていただければと思います。

(ライター/下川繭)



■今回の本

『トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦(2)

セクシープロジェクトで差をつけろ!』

著者:トム・ピーターズ

翻訳者:仁平和夫

出版社:阪急コミュニケーションズ