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LTEデータ通信の余った分を家族や友人に“譲渡”できるパッケージプランが韓国で人気

2013年06月17日 17:01  Techable

Techable

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韓国でまさにユーザー本位といえるスマートフォンのLTE通信パッケージプランが人気だ。定額パッケージではあらかじめ使用できる通信量が決まっているものがほとんどだが、通信量が限度に達していない場合、未使用分を誰かに譲ることができるというものだ。2ギガバイトを上限に、同じネットワーク内の家族や友人にあげて有効活用できるこのLTEデータギフトプラン、韓国の通信会社SKテレコムの子会社「Tworld」が展開している。

スマホのどういうサービスを最も利用するかというのは、ユーザーによって異なる。通話が主体という人もいれば、インターネット端末としてしか利用しない人もいる。定額制だと使用料が高額になるというリスクは回避できるものの、月末に使用状況をみて通信の許容量がまだたっぷり残っていた…というのではもったない。しかし多くのパッケージプランは、通話と通信がセットになっていたり、どうしても月によって使用量に変動が出てくる。そこで登場したのが、余ったデータを誰かにあげられるというプランだ。

Tworldによると、今年1月にサービスを開始したところ、最初の40日間で50万件もの利用があった。ほとんどのケースが、親から子どもへの“データ譲渡”だったという。もちろん、同じネットワーク内でなければこのプランは利用できず、客の“囲い込み”が狙いだ。通信業界はどこの国でもユーザー獲得で激しい競争を展開しているが、こうしたサービスで他社との差異化をはかるのなら消費者は大歓迎だろう。

Tworld