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4つの便秘のタイプとその改善法とは?

2013年06月13日 00:02  オズモール

オズモール

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便秘になると、その不快感を解消するためについつい便秘薬に頼ってしまう…なんてことない? 便秘薬の力で無理に排便を促すのは、体によくないばかりか、薬なしではお通じが起こらない体になってしまうと警鐘を鳴らすのは、医師の山口トキコさん。 「実は便秘には4つのタイプがあり、タイプによって解消法が異なります。まず自分がどのタイプに当てはまるのか、しっかり把握して解消法を実践していきましょう。また、複数のタイプが重なる人は、それぞれの解消法を試して、自分に合う方法を探してみてください」(同) 次の4つのタイプの中から、自分に当てはまるものを選んでみよう! (1)弛緩性便秘 症状:運動不足の自覚があり、腹筋も弱い。便がたまるとお腹が張って苦しくなり、便を出したいけれど出せない状態。 解消法:早寝早起きをして、決まった時間に3食、きちんと食事を摂り、間食は避ける。冷たいもの、すっぱいもの、スパイスの効いた刺激物も食事に取り入れてOK。朝起きたらコップ1杯の水を飲むようにして。 (2)直腸性便秘 症状:あまり便意を感じることがなかったり、便意を感じても忙しくてトイレに行けないことが多い。 解消法:朝起きたら太陽の光を浴び、コップ1杯の水を飲むようにして。食事でヨーグルトやチーズなどに含まれる善玉菌を摂るように心掛けるのも◎。朝のトイレタイムをきちんと確保することも忘れず、運動や腸のマッサージを欠かさないで。 (3)ストレス性便秘 症状:食後下腹部が痛くなって、便はコロコロととぎれがち。 解消法:ストレスや不安など心理的問題から引き起こされる便秘の症状。リラックスをすることやゆとりのある時間を持つことが大切。また、香辛料やアルコール、炭酸飲料は避けたほうがベター。 (4)スーパー便秘 症状:便意はあるものの、いきんでもスムーズに排便できないタイプ。腸の出口に便が溜まっている状態が続く。 解消法:1日に1.5リットルの水分補給を心掛ける。便秘に効果的なプルーンや、便のすべりがよくなるオリーブオイルを積極的に摂るようにして。 自分のタイプがわかれば解消法を実践するのみ。これからはすっきり気分で毎日が過ごせそう! 山口トキコ医学博士。山形県生まれ。東京女子医大大学院卒、東京女子医大一般外科医局での研修を経て社会保険中央総合病院、大腸肛門病センターに勤務。2000年に「マリーゴールドクリニック」を設立。日本で初めての“痔”の女性専門医として活躍中。日本大腸肛門病学会専門医・指導医・評議員。近著は『スッキリ!美便生活』(池田書店)。【オズモール】