外食時、あるいは自宅で料理したとき、食事の写真を撮ってソーシャルネットワークサービスに投稿する人も多いだろう。いかにも美味しそうな写真をアップする―それは結局、その人が恵まれた環境にいるということだが、世界には飢餓に苦しんでいる人もいる。スペインでこのほど、食糧不足問題を啓発する文言付きで食事の写真をSNS「Instagram」にアップするアプリ「FoodShareFilter」が登場した。アプリのダウンロード代金も食糧不足対策基金に寄付されるというものだ。
スペインのNGO「Manos Unidas」がリリースした。ユーザーはアプリをダウンロードしたら、食事の写真を撮って「この写真は飢えに苦しむ人のために役立てられます」というメッセージを付けるためにフィルターをかける。そしてその写真をInstagramに投稿することで、シェアする人に飢餓や食糧不足に苦しんでいる人がいるということを認識してもらうという仕組みだ。
アプリのダウンロードは0.89ユーロ。App StoreとGoogle Playに支払われる手数料を差し引いた残りのお金はすべて、食糧不足に苦しむ人のために役立てられる。Manos Unidasのサイトはスペイン語と英語表記が用意されているが、アプリはスペイン語のみ。
FoodShareFilter