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指の痛み、「カチャカチャ、ッターン!」が原因?

2013年05月26日 11:30  gooランキング

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仕事でもプライベートでもパソコンを使う機会が増えた現代人。長時間のパソコン作業で引き起こされる「VDT症候群」が問題になっていますが、手首や指の痛みを訴える人も多いようです。gooランキング「職場にいる『困った人』にありがちな特徴ランキング」では、5位に《パソコンのENTERキーを押すときの音が異常に大きい》がランク・イン。オフィスで隣席の「カチャカチャ、ッターン!」が気になることはあっても、自分のキー入力の癖にはなかなか気づきにくいもの。最近、指先と手首に痛みやしびれがある… そんな人は、ひょっとすると「キーボードフィンガー」になっているかもしれません。

●キーボードフィンガーにご用心

「キーボードフィンガー」とは、キーボードの叩きすぎにより手に現れる症状。web R25「『キーボードフィンガー』に注意!」によると、KIZUカイロプラクティックの木津直昭代表院長が「長時間同じ姿勢で同一の筋肉を酷使することで生じる反復運動過多損傷(RSI)により、手指の筋・筋膜の癒着や腱鞘炎が生じている状態」と説明しています。悪化すれば、関節が変形する可能性もあるため、早期のケアが求められるのだとか。

日経ウーマンオンライン「あなたは『キーボードフィンガー』になってない?」では、簡単に行えるチェック方法が紹介されています。やり方は、指先を上に向けて両手のひらを合わせた後、下向きに手の甲を合わせるというもの。どちらか一方の手指でも痛みやしびれが出てきた場合は「手根管症候群」の可能性があるので、専門医に診てもらうのが良いそうです。また、予防策として「手首の角度に注意する」とあります。手首が反らないようパッドやタオルを置くと、無理のない角度が保てるようです。

●キーボードだけじゃない、マウスが原因の症状とは?

痛みが手指に限らない場合、原因はキーボード以外にもあるかもしれません。2005年08月01日付とやや古い記事ですが、nikkei BPnet「PCヘビーユーザーを襲う『マウス症候群』」では、長時間にわたるマウスの使用によって起こる体の不調を取り上げています。原因は、マウスを利き手のみで使用することで、身体の軸のバランスが崩れ、神経や血管が圧迫されたり伸びたりすることにあり、症状は《手首の痛み》、《ひじや肩の痛み》、《握力の低下》、《腰痛や背部痛》などが見られるのだとか。同記事では、「体の正面にパソコンのモニターがない」、「パソコンを使用するとき、足を組んでいることが多い」など12のチェックリストが掲載されているので、心当たりのある人は参考にしてみてはいかが。

●タブレットが引き起こす「iPadフィンガー」と「iPadショルダー」

この1、2年でユーザーが急増しているタブレット端末。電車の中で立ったまま使う人も見かけますが、外出先や自宅でよく使う人は注意が必要。日経トレンディネット「甘くみるな、スマホ症候群は危険!(1)―タブレットユーザーは『iPadショルダー』に注意!」では、タブレットユーザーに見られる「iPadフィンガー」と「iPadショルダー」を取り上げています。

「iPadフィンガー」とは、タブレット端末の間違った持ち方が原因で起こる指の症状。タブレットを親指の第一関節から上を浮かせ根元あたりで持つ人は要注意。「親指を屈曲したり回転させたりする短母指屈筋に負担がかかり、親指が開かなくなる可能性がある」とのこと。正しい持ち方は、タブレットの後ろに手を回し、抱えるようにする持ち方。また、「iPadショルダー」とは、タブレットを膝に置いて長時間使用することで引き起こされる、肩や首の痛みなどの症状。ひどくなると、四十肩や五十肩の原因となることもあるのだとか。

指や手首がしびれる、ひじが痛い、肩が重い… そんな症状に悩まされていたら早めに専門医にかかるのがよさそうです。デスクトップパソコンやノートPC、タブレット端末のヘビーユーザーの皆さん、思い当たる症状はありませんか?(熊)

パソコンにこぼしたことがあるもの


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