■文法や表現は動詞とセットで覚える とはいえ、動詞以外の名詞や助動詞を覚えないと、自分の意図をきちんと相手に伝えることはできません。ただ、これらの言葉も動詞とセットにして覚えることで実用性が高まります。
たとえば、名詞は文章の中で主語になることもありますが、動詞の目的語になることも多くあります。そのため、「cold=風邪」名詞単体で覚えるのではなく「I caught a cold.(私は風邪をひいた)」のように、よく一緒に使われる動詞とセットで覚えると効率がいいのです。
このように、動詞以外の言葉もどこかで動詞と繋がっている感覚を持つことが語学学習では大切になると網野さんはいいます。
■アウトプットは動詞から決める 「人生は一度きりだ」を英訳しようとすると、多くの日本人は「Life is only once.」と答えてしまいます。しかし、これは英語として不自然。ネイティブならば「You live only once.」などと言うはずです。英語を書いたり話したりする時に「○○ is ○○」という発想をしてしまうのは日本人の弱点なのです。
そうではなく、「動詞→主語→動詞の後ろ」と、最初に動詞を決めてから主語や目的語を考える癖をつけることで、スムーズな表現ができるようになります。
とにかく動詞を決めないことには、どんな英語も書けないし話せない、と心得ておきましょう。