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派遣でも正社員でも、職場で必要とされるためには

2013年05月07日 00:01  オズモール

オズモール

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転職、結婚、出産、子育てと、変化に富んでいる女性のライフステージ。だからこそ働き方も、その変化に合わせて上手に選んでいきたいもの。 「会社に雇用される働き方は、大きく4つに分けられます。働き方を上手に選ぶためには、その4つそれぞれのメリットとデメリットを知っておくことが大切ですね」 こう話すのは、働く女性へのアドバイザー的存在として数多くの著書を出している有川真由美さん。その4つの働き方には、次のようなメリットとデメリットが考えられるのだそう。 (1)短時間勤務の非正規雇用(パート、アルバイト、派遣社員など) 時間的な余裕を確保しやすく、責任のある仕事も少ないので負担が軽い半面、低賃金の傾向や安定的に続けにくいというデメリットが。 (2)ほぼ定時勤務の正社員 ワークライフバランスを実現しやすいけれど、ルーチンワークが多い傾向があるため、昇給やキャリアアップの機会が得にくいことも。 (3)ほぼ定時勤務の非正規雇用 (2)と同様のメリット・デメリットが考えられる上、短期間で契約が切られるリスクがある。 (4)長時間勤務の正社員 やりがいを感じられ、昇給のチャンスにも恵まれやすいけれど、プライベートの時間を削られたり、責任の重さからストレスを感じたりすることも多い。 「大切なのは、こうした4つの働き方の特徴を知った上で『今は資格試験の勉強をしたいから派遣社員として働く』など、その働き方を選ぶ目的を自分の中で明確にしておくことです」(同) さらに、この4つの働き方のどれを選ぶにしても、自分の価値をアピールして仕事を獲得する“商売力”を身に付けることが大事なのだと、有川さんは続ける。 「例えば『私は整理整頓が得意』と思うなら、職場で書類の整理方法について提案したり、整理整頓に関する企画を考えてみたりすると、自分の価値のアピールになって会社にも貢献できます。こうした“商売力”がある人はどんな職場でも必要とされやすく、結果的に働き方を選びやすくなるのです」(同) ライフステージに合わせて上手に働き方を変えたいなら、“商売力”を身に付けることを念頭に置いてみよう。そのためにも、どんな小さなことでもいいので、自分の得意なことはなんなのかじっくり考えてみるといいかも! 有川真由美作家・写真家。化粧品会社事務、塾講師、科学館コンパニオン、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、新聞社編集者など多くの転職経験をもち、マナー講習指導、新人教育の経験から、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで活躍中。旅行作家としても台湾を中心に約40カ国を旅し、エッセイやドキュメンタリーを執筆する。『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』『10年先を考える女(ひと)は、うまくいく』(以上PHP研究所)、『よわむしの生き方―必要な人になる50のルール』(きずな出版)など、著書多数。 【オズモール】