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独身の姉と同居ってアリ?「2.5世帯住宅」とは

2013年04月28日 11:30  gooランキング

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旭化成ホームズの住宅商品「2.5世帯住宅」が話題を呼んでいます。単身の兄弟姉妹が同居する新しい形の住宅「2.5世帯住宅」が登場した背景とそのメリットとは?

●まるで発言小町…突っ込みどころ満載の広告

昨年、旭化成ホームズの新聞広告がネットで話題となりました。へーベルハウス「2.5世帯ものがたり」は、35歳の既婚男性を主人公とした連載小説仕立ての新聞広告。両親との同居を希望する主人公の懸念要素は、実家暮らしの38歳の姉の存在。同居にあたり姉と妻を説得しようと画策するも、姉には資金の援助を期待し、妻には16万のバッグ一つで納得してもらおうとするなど、突っ込みどころの多い言動が目立ちます。Togetter「発言小町の釣りトピと見紛う、ヘーベルハウス2.5世帯住宅新聞広告」では、「素晴らしい釣り要素!」、「小町を参考にされたんですか?」、「この設定で、発言小町にトピを立てたい!」といったTweetがまとめられています。

また、「2.5世帯住宅」を取り上げた「週刊ダイヤモンド」の2012年8月27日の記事「『2世帯住宅』から37年目の進化は『2.5世帯住宅』生涯未婚者と働く女性の増加が住み方を変える」について、「みんなの声広場」では「長男の嫁だがこれは絶対にあり得ない!」、「いいとこ突いてるかも。こういうひと結構多いし」、「バリバリキャリアウーマンは、基本、都会で独りで住みたいと思う」、「『0.5人扱い』されちゃうのも悲しいねぇ」、「これは、よほど仲良くなければ無理」など、さまざまな意見が寄せられています。

●「2.5世帯住宅」の「0.5」って?

日経Bizアカデミーの「ことばアップデート」によると、「2.5世帯住宅」とは親世帯と子ども世帯、単身の姉妹や兄弟が同居する住宅のこと。晩婚化、離婚率上昇に伴い、親と同居するシングルが増えており、「2.5世帯住宅」では同居のシングル向けにプライバシーを確保した個室を設けた設計になっているのだとか。つまり、「2.5世帯」のうち「0.5世帯」は、単身者の兄弟姉妹のことを表しています。

●「パラサイト」じゃない「LITS」とは

そうした単身者はかつて「パラサイト」と呼ばれ、ネガティブにとらえられがちでしたが、最近では事情が変わりつつあるようです。女性向け情報サイト「東京独女スタイル」の2012年08月07日付の記事によると、タイムカレントの調査で30~40代独身の42%が実家で暮していることが明らかに。タイムカレントは、こうした実家暮らしの独身を「LITS(リッツ)」(=LIving Together Single)と名付けています。「リッツ」に関してはパラサイトシングルとは異なり、「家族との絆を大事にする」など、ポジティブにとらえる意見が目立つようです。さらに同記事によれば、1人暮らしから実家に戻る「出戻リッツ」や、週末だけは寂しさから開放されたい「週末リッツ」も多いとのこと。一人暮らしをするより、住み慣れた家で家族とともに暮らすほうが、金銭的にも精神的にも無理がないといえるのかもしれません。

●「2.5世帯住宅」のメリット

実家暮らしのシングルに限らず、結婚した世帯にとってもメリットが多いと考えられる親との同居。親の土地に新居をかまえられるのは経済面での負担を抑えられ、また子どもを見てもらえる親が近くに居るのはありがたいもの。実際、こうした住宅の需要は高まりつつあるようです。2013年1月2日付の「DIME」では、旭化成ホームズの二世帯住宅研究所の所長・松本吉彦さんのインタビューに「2.5世帯と呼べる家族構成の世帯が増えてきている」とあります。実際にヘーベルハウスの2世帯住宅を調査したところ、すでに2割近くの「2.5世帯」が存在したとのこと。

2013年04月04日付のIRORIO「2世帯住宅の進化形!今注目の2.5世帯住宅とは?」によると、2.5世帯住宅のメリットとして《建設費の負担が軽減される》、《家事や育児が協力し合える》が挙げられています。仲の良い家族であれば、案外うまくやっていけそうな2.5世帯住宅。皆さんは、同居の進化系「2.5世帯」をどう考えますか?(熊)

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