子持ちと独身の友人関係は続かない？

女性は出産を経験して母親になると生活環境がガラリと変わり、これまでのように気軽に友人と出かけることが難しくなるもの。友人が独身、または既婚でも子どもがいない場合はなおのこと。共通の話題も少なくなり、相談ごとをしづらくなることも……。では、子どものいる女性が独身の友人と変わらず関係を続けるには、どうしたら良いのでしょうか。

●独身の友達が会ってくれない理由

発言小町のトピック「子持ちと独身との友人関係は続かないんでしょうか？」は、３歳の娘を持つ35歳の女性からの投稿。高校時代の友人は独身が多いそうですが、昔から２～３カ月に一度は誰かが誘う形で家に来てもらうなどして会っていたとのこと。子ども好きな友人が多く、娘に会いたいと言ってくれていたのも嬉しかったそうです。しかし、ここ半年は相談者が誘っても具体的な日時を決めてもらえず、会えずに寂しい思いをしているのだとか。そこで、付き合いの長い友人同士でも子持ちと独身では溝が生まれがちなのかと問いかけると、回答者からはこんな意見が寄せられました。

溝ができるのは当たり前というポップコーンさんは「20代ならまだしも35歳じゃ微妙な年齢」とし、35歳ともなるとそろそろ結婚しない、子どもを持てない人生も考えなければいけない年齢であり、それが嫌な人にとっては不安を感じる日々であると指摘。割り切って話の合うママ友と仲良くやっていけばいいのではないかとアドバイスしています。

また、独身の女性回答者からはこんな意見も。既婚子持ちでも付き合いが続く友人と、付き合いが途切れる友人がいるというkanakoさん。曰く、子持ちの友人と合う場合は友人宅に友人宅に招かれることが多いそうですが、手土産を毎回用意したり、後片付けを手伝わねばならなかったりと負担に感じる面が多く、子ども嫌いではなくとも毎回子ども中心で遊びに付き合うのは辛いとのこと。

さらには「子どもを可愛いというのは社交辞令」というあいさんは、「子どもが中心の空気では、みんな話したいことが話せず可愛いね～とか言ってなきゃいけないんです。これではまるで孫を見に来た祖父母です。保育参観みたいでつまらないんです」と、本音を吐露。彼女のように、面と向かっては言い辛い不満を抱え、会うのをためらっている友人も少なくないのかもしれません。

一方、会わなくなる理由は立場の違いから生じる悩みの質の違いにあるという意見も。「自分が大人であるという自覚がある人ほど、子持ちの友人に会うことをためらう」というサミュエルさんは「子どもの悩みに比べれば、自分の悩みなんて自分自身だけのものであるため、くだらないと思われるのではないかと感じるから」とコメント。いっそのこと、子連れのお付き合いはママ友と、個人のお付き合いは子どもを預けて自分一人で… と、けじめをつけるのが理想的という意見も聞かれました。

●独身の友人に言ってはいけないこと

立場が違えば共通の話題が減るのは仕方のないことですが、ふとした発言が友人の反感を買ってしまうこともあるようです。トマトラーメンさんさんは、独身の友人に言ってはならないこととして、「誰かいい人いないの？」、「いつ結婚するの？」、「子どもつくるならタイムリミットあるよ」といった発言を挙げています。他にも、nanapi「結婚したい未婚30代女子に言ってはいけない禁句17選」には「結婚しないと老後が寂しいよ」、「なんだかんだ言って、出産は早いうちが楽よ」といった発言もまとめられていますが、思い当たる節のある人は要注意。無意識のうちに相手を傷付けているかもしれません。なお、子どもの写真をメールで送ったり、年賀状で送ったりすると嫌がられることもあるので、同様に配慮を心がけたいところです。

では、立場の違う友人とも疎遠にならず、長く友人関係を続ける方法はあるのでしょうか。dosanKさんは「頻繁に会うことばかりが友人関係ではありません。信じて待つ友人関係もあると思いますよ」とアドバイスしています。親しい間柄でも、立場が違うと想像力が及ばず、相手の気持ちは二の次になってしまいがち。急に疎遠になると寂しく感じることもありますが、焦らず気長に待つことで、良い関係を長く保つことができるのかもしれません。さて、子持ちと独身との友人関係について、皆さんはどう考えますか？（熊）

35過ぎの女性が自然に出会うには


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