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将来の働き方を決めるときに必ず考えるべきこと

2013年04月16日 00:01  オズモール

オズモール

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アベノミクス効果で景気が回復しつつあると言われる今日この頃だけど、私たちの日常レベルではまだまだ実感できないもの。先の見通しが立てづらいこの状況で、将来の働き方を考えるにはどうしたらいいの? 「今の会社で働き続けるべきか、転職するべきか、はたまた手に職をつけて独立してみるか…そんな風にいろいろ考えみてもどうしたらいいかわからないという人は、不安の原因がなんなのかを考えてみるといいでしょう」 そう話すのは、働く女性へのアドバイザー的存在として数多くの著書を出している、有川真由美さん。この先どうしたらいいのかわからないのは、漠然とした不安を感じていて決断ができないから。なのに、その不安のもとがなんなのかはあまり考えない人が多いのだそう。 「この場合の不安とは、言い換えればリスク(この先起こるかもしれない危険)のことです。人は誰しも“いいこと”しか考えたくないもので、リスクについては目をそむけてしまいがち。でも、将来の見通しを立てるためには、この先起こりうるあらゆるリスクを把握しておくことが大切なのです」(同) 例えば「今の会社で働き続ける」という選択肢を考える場合、“働く環境を変えずにすむ”“今までの経験を活かせる”“安定的に仕事が続けられる”といったメリットが考えられるはず。でも一方で、“リストラにあったらどうすべきか”“会社が倒産したらどうすべきか”といったリスクについても想定しておくと、そうなったときの対処法を考えたり、そうならないために普段から心掛けたりするきっかけにもなる。 「会社の経営者の多くは、会社の将来についてとことん楽観的にイメージするといいますが、同時に最悪の結果もシミュレーションしておき、リスクに備えることも怠りません。最悪の事態に対しても準備ができているからこそ、将来の大きな目標に向かって安心して進めることができるのです」(同) 将来どんな仕事がしたいか、どんな働き方をしたいかについて考えるときは、楽しい未来をイメージするのと同時にあらゆるリスクについても考えてみよう。リスクを受け入れてでもやってみたいと思ったことなら、その選択はきっと正しいはず! 有川真由美作家・写真家。化粧品会社事務、塾講師、科学館コンパニオン、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、新聞社編集者など多くの転職経験をもち、マナー講習指導、新人教育の経験から、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで活躍中。旅行作家としても台湾を中心に約40カ国を旅し、エッセイやドキュメンタリーを執筆する。『感情の整理ができる女(ひと)は、うまくいく』『10年先を考える女(ひと)は、うまくいく』(以上PHP研究所)、『よわむしの生き方―必要な人になる50のルール』(きずな出版)など、著書多数。 【オズモール】