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居心地のいい部屋をつくる、3つのスペース分け

2013年04月03日 00:01  オズモール

オズモール

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この春から新生活がスタートして、ひとり暮らしを始める人もいるのでは? ひとり暮らしといえばワンルームの部屋が多く、家具などをどうレイアウトすればいいのか悩むところ。インテリアコーディネーターのすはらひろこさんは「ワンルームの場合、3つのコーナー分けがポイント」と話す。 「たとえワンルームでも、その空間の中でいろんな生活シーンが繰り広げられるはず。まずはそのスペースで、どんな過ごし方をするのかをイメージしてみて。その上で部屋の空間を『眠るコーナー』『食べるコーナー』『くつろぐコーナー』の3つに分けると、狭くても居心地のいい部屋になります。さらに着替える、メイクをする、テレビを観るといった具体的な生活を、どのコーナーでするのかも想定してみましょう」(同) ワンルームだと、「眠る」「食べる」「くつろぐ」スペースのレイアウトがごちゃごちゃして、過ごし方のメリハリがなくなり、生活も乱れがちに。間仕切りなどで区切らなくても、過ごし方を想定して家具を置いていくと、自然とスペースが分かれるというわけ。 その際に居心地のよさを決めるのが、視界になにが入るかということ。例えば「食事をするスペースからベッドが視界に入らないようにする」「ソファでくつろいでいるときにはキッチンが見えないようにする」といったことを意識して。また、来客も想定して「友人が座る位置からはベッドが見えないようにする」「宅配便の受け取りなどで玄関の扉を開けたときに、プライベートが丸見えにならないようにする」といった工夫も◎。 「玄関に立ったとき、ソファに座ったとき、ベッドで横向きに寝たときなど、それぞれの場所からどのような風景が目に入るかを一度しっかり観察しましょう。また、動線をさえぎるような位置に家具を置かないことも、暮らしやすい部屋づくりのポイント。『帰宅して照明をつけたら、部屋の奥にある窓のカーテンを閉め、キッチンで飲み物を用意する』など、自分の動きをシミュレーションしてから、家具のレイアウトを決めましょう」(同) ひとり暮らしを始める人だけではなく、模様替えを考えている人もぜひこれらのポイントを意識して、レイアウトしてみて。居心地がいいだけではなく、生活にメリハリがついて、好調なスタートが切れるはず! すはらひろこ一級建築士、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー。美しく暮らしやすいインテリアを生み出す収納と片づけ術のエキスパート。新聞、雑誌、テレビ等での提案活動を始め、全国各地でのセミナーもヤル気が出ると好評。監修に『素敵な部屋づくり インテリア基本事典』(ナツメ社)、著書に『1分からはじめるかたづけ術』(だいわ文庫)など多数。【オズモール】