写真仕事の内容が自分に合わないと感じたり、人間関係のゴタゴタで嫌気がさしたりすると、頭をよぎるのは「転職」の2文字。とはいえ、不景気のこの世の中で自分が希望するような転職先が見つかるとも限らないし、どうするべきかわからずにモヤモヤした気持ちにも…。
そんな女子たち対し、「モヤモヤした気分を引きずったままだと、仕事に集中できず、ますます会社が嫌になってしまうもの。そんなときは、なぜ会社を辞めたいと思うのか、その理由を考えてみましょう」とアドバイスするのは、ライフアップカウンセラーの岡野あつこさん。
「会社を辞めたいと思う理由が“仕事が楽しくない”“会社の人となじめない”といったことであるなら、ほかの会社に移ったとしても同じような悩みを抱えてしまう可能性が大。転職すれば解決する、というわけではないかもしれません」（同）
つまり、“仕事が楽しくない”“会社の人となじめない”という理由で会社が嫌になっているのであれば、問題は職場の環境にあるのではなく、自分自身の中にある…ということになるみたい。では、その自分自身の問題をどうしたら解決することができるの？
「与えられた環境をポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかは、その人の“視点”によって変わるものです。自分自身の中にある問題を解決するためには、その“視点”を変えることがおすすめです」（同）
具体的には、自分が正社員ではなく、契約が3カ月ごとに更新される派遣社員になったつもりで、自分の置かれた環境を見てみて。すると、“イヤな上司”はたちまち“お客さま”になり、“やらされている面倒な仕事”は“いただいているありがたい仕事”に変わるはず。さらに、自分が今日切られるかもしれないフリーランスとして会社で働いているという視点に切り替えると、仕事の一つひとつで評価をされなければならないからと、あらゆる仕事に貪欲になり、人とのコミュニケーションにも積極的になって、少々の不満に気を取られている場合ではないと感じられるのでは。
“視点”を変えると、会社への不満が消えるだけでなく、新しい目標ややりがいなどを見つけるきっかけにもなるのだそう。会社に求めるばかりではなく、自分から状況を前向きに好転させて、イキイキと働く自分に変わってみて！
岡野あつこライフアップカウンセラー・夫婦問題研究家・ＮＰＯ法人日本家族問題相談連盟理事長。自らの離婚経験を生かし、夫婦の問題に悩み苦しむ人をひとりでも多く救いたいという思いから、 離婚カウンセリングという前人未踏の分野を確立。これまでに22年間、2万5千件以上の相談を受ける。近年では夫婦問題に限らず、人生の幸せをキーワードに恋愛、結婚、仕事、お金、人生を向上させる“夢かなえ塾・わらしべ成功塾”を運営。近著に『不安の片づけ』（中経出版）がある。
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