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「また会いたい!」そう思わせる別れ際の極意とは

2013年02月06日 00:01  オズモール

オズモール

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仕事でもプライベートでも誰かと過ごす時間は、できるだけ楽しい時間にしたいもの。でも、ただ疲れだけが残ってしまったり、なんとなく後味が悪かったりすることってない? 和文化研究家の三浦康子さんは、「同じ時間を過ごしてよかったと思えるかどうかは、別れ際のふるまいで決まります」と話す。 「例えば家に訪問するときに、駅まで出迎えをしてくれた場合と見送ってくれた場合を比較したら『訪問してよかった』と思えるのは見送りでしょう。もちろん両方できればいいのですが、諸事情で出迎えられない場合には、見送りをきちんとすることが大切です」(同) ビジネスでほかの会社に出向いたり、お店で飲食をしたりしたときは、エレベーターホールや出口まで見送られることが多いはず。すると「お会いできてよかった、来てくださってありがとう」といった相手のメッセージを感じることができ、「この人と一緒に仕事がしたい」「またこのお店に来たい」と思うもの。 こうした丁寧なふるまいは、自分が見送る側のときもぜひ心掛けたいもの。相手の姿が見えなくなるまで見送り、やむを得ず玄関先までしか送れない場合でも、相手が玄関を出た途端に鍵を閉める、玄関の電気を消すといったことは避けよう。特にビジネスシーンや相手が年上の場合は、丁寧におじぎをすると気持ちがこもった見送りに。頭を下げるのではなく腰から折り、上げるときにはゆっくりと余韻を残しながらもとの姿勢に戻ることを心掛けて。 一方、自分が訪問する側の場合、難しいのが帰るタイミング。ついきっかけを逃してしまい、ずるずる長居してしまうなんてことも。 「帰るタイミングは名残惜しいくらいがちょうどよく、長居は禁物だと心得ておきましょう。相手がお茶を入れかえようとしたとき、会話が途絶えたとき、相手に電話がかかってきたときなどが帰るタイミングです」(同) 逆に、次に用事が入っていてタイムリミットがある場合、時間を気にしつつ話の途中だと言い出しにくいということも。こうした場合は、前もってタイムリミットを伝えておくのが手。お互い気まずい思いをしないですむはず。 日々当たり前のように接する、別れ際の場面。これを機に見直して、「また会いたい!」と思われる女性になろう! 三浦康子和文化研究家、ライフコーディネーター。古きよき日本のライフスタイルをテレビ、ラジオ、雑誌、ウェブなどを通して今に伝えている。著書に『粋なおとなの花鳥風月』(中経出版)、監修に『はじめよう!和のある暮らし』(PHP研究所)など。 【オズモール】