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「行列」出身の丸山和也議員「弁護士が増えることは、基本的に賛成」

2013年02月02日 18:51  弁護士ドットコム

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テレビ番組『行列のできる法律相談所』などで人気を博した弁護士で参議院議員の丸山和也氏が2013年2月1日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を行った。質疑応答で、弁護士数が増加していることについて聞かれると「基本的には賛成です」と述べ、肯定的な見解を示した。


この記者会見は、丸山氏が1月に著書『愛と野望と橋下徹』を出版したのに合わせ、橋下徹・大阪市長の政治姿勢について語るのが主眼だったが、丸山氏も橋下氏も弁護士出身の政治家という点で共通する。そんな観点から、司法制度改革のもとでの弁護士の増加についての質問も出た。


●「いろんな分野で弁護士が活躍することは、社会にとって必要なこと」


司法試験の合格者数が拡大されたのに伴い、弁護士の数は2000年代に急増。2000年に1万7000人だったのが12年には3万2000人と、倍近く増えている。その結果、より多くの人が法的サービスを受けられるようになった反面、新人弁護士の就職難などの問題も指摘されている。


このような弁護士の増加について、丸山氏は「いいんじゃないですか」と肯定的な意見を表明。「ロースクールの問題や弁護士の数が過剰だという指摘もありますが、アメリカとかと比べると、20分の1とも言われていますし、いろんな分野で弁護士が活躍することは、社会にとっても必要なことだと思います。基本的には賛成ですね」と話した。


ただ、最後に「これ以上増やすかということについては、別ですけれども」と付け加え、弁護士業界から司法試験合格者数を減らすべきだという意見が出ていることに対して、一定の配慮をみせた。


(弁護士ドットコム トピックス編集部)