背中がすっきりした自己流ストレッチ

出版不況といわれる中、発売から2年ほどで販売累計200万部を突破した「DVD付き樫木式カーヴィーダンスで即やせる！」（学研パブリッシング）。DVDがついて1,000円程度と安価な上に、自宅で好きなときに始められる気軽さや、そしてなによりもトレーナーの樫木裕実氏自身が、その効果を証明していることもあり大ヒットにつながったようです。また食生活の面からは『体脂肪計タニタの社員食堂500kcalのまんぷく定食』（大和書房）も260万部を突破するなど、ここ最近は空前の健康・ダイエットブーム。様々なメソッドが並ぶ一方で、見よう見まねで編み出した自己流の方法を続けていたら、思わぬ効果をもたらしたということもあるようです。

●私がみつけた簡単ストレッチで、肩甲骨がお目見え

年を増すごとに気になるのが、体重よりもたるんだ贅肉という人も多いのではないでしょうか。とくに女性の場合は背中や脇には肉がつきやすく、ちょっとやそっとの運動では落ちてくれない厄介なもの……。発言小町『脇をしめたら背肉がとれた。』によると、40歳半ばのトピ主は、脇を胴体にぴったりと付け、ぐっと力をいれて数秒こらえるという体操を続けていたところ、肩甲骨が浮き出るほどすっきりしたのだとか。

「これに味をしめ、さらに脇をしめつつ小さく前ならえを体操に追加したところさらに背中がすっきりしてきました。今までどんな体操をしてもとれなかったのにこんな簡単な方法で」と、自己流で編み出した簡単なストレッチが思わぬ効果を発揮したようで、「私も早速やります」、「いつでも手軽にできそうですね。しんどくないし」と賞賛の声が多数寄せられていました。

またアラフィフというお仲間さんも背中やウエストラインが気になっていたようで、自分なりのストレッチ方法を編み出し、手ごたえを感じることができたのだそう。「肩幅の広さに足を広げて立ち、両腕を後頭部で組み(右手で左ひじ、左手で右ひじを掴み）ます。この時、胸を張って頭が前に倒れないように立ってください。そしてウエストを意識しながら左右に身体を倒します(屈伸）。50回～100回を1セットとして毎日1～3セット続ける。以上です」と、簡単なストレッチ方法が寄せられていました。毎日汗だくになるほどの運動を続けるのは難しいものですが、道具が不要でいつでもどこでもできるとあれば継続も可能。無理せず気軽に始めてみてはいかがでしょうか。

●「一日一食」健康法をめぐって論争勃発！？

ブームとはいえ、ひとつの食品を食べ続ける、断食をするなど過激なダイエットに挑戦しては挫折を繰り返している人も少なくないのでは？　「奇跡の若返り術」と注目をあつめた南雲吉則氏の著書『「空腹」をチャンスに変える！ナグモ式食べ方革命 1日1快食で20歳若返る！』（世界文化社）では、一日一食という食べ方で若返るという健康法を提唱しています。しかし一方では高須クリニックの院長、高須克弥氏は最新著書『その健康法では「早死に」する！』（扶桑社）の中で、一日一食などの過激な健康法を完全否定。また現在蔓延している健康法ブームを「間違いだらけ」とケースやデータを元に警鐘を鳴らしています。両者の意見をじっくり検証するにはもってこいの秋の夜長。健康に関する知識も増えて一石二鳥となるのではないでしょうか。

朝バナナ、夜トマト、体幹トレーニングに巻くだけダイエット……様々な方法が話題となり、なかには品切れを起こすなど社会現象になるものまで、継続をする間もなく次々と打ち出されるダイエット法や健康法。あれこれ手を出した上にたどり着く先は、「バランスのとれた食事に適度な運動」と、基本に戻るものかもしれません。ブームやメディアの露出頻度に惑わされることなく、きちんとした知識を得た上で自分にあった方法を見極めることが必要といえそうです。さて、みなさんが普段行っている健康法や、なにげなく続けていたら効果があったというダイエット法はどんなものですか？（幸）

自分のマネばかりする友達にうんざり・・・


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