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秋刀魚のワタ、食べる?残す?

2012年10月11日 11:30  gooランキング

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秋の味覚の代表格、秋刀魚。新鮮な新秋刀魚が出回るこの季節は、塩焼き、タタキ、秋刀魚ごはんとさまざまな料理で味わえますが、いただく際に「ワタ」はどうしているでしょうか。身と一緒にいただくか、取り除くか… 苦味のある「ワタ」は、人によって好みが分かれるようです。

●ワタまで食べたら「貧乏臭い」と言われました…

女性向け健康生活ガイド「ジネコ」のQ&Aサービス「暮らしの広場」に寄せられていた質問「秋刀魚のワタまで食べる私は卑しいですか?」は、秋刀魚のワタを食べたら、夫と義母に「貧乏臭い」、「卑しい」と言われてしまったという、ある主婦からの投稿。子どもの頃から、頭と骨と尾を残してワタも身と一緒に「きれいに」食べるようこだわりを持ってきた相談者ですが、この一言にショックを受け「もしかして、今まで私がやっていたことって、みっともないことだったのでしょうか?」と、投げかけています。

これに対し、回答者からは「綺麗に食べてくれて秋刀魚さんも喜んでますよ」(いえいえさん)、「魚を綺麗に食べられる人って尊敬してしまいます。私、メチャクチャ汚い食べ方しかできないので…」(ゆきさん)、「ワタを食べるのはおいしいものを知っている証です!」(きりんさん)、「私は美食家の両親に育てられましたが、そういうお魚の食べ方こそが”粋できれいないただき方”なんですよ」(お魚さん)など、多くの支持が寄せられています。

「むしろワタの方が好き」というももこさんは、ワタが苦手な夫の分と2尾焼く際、ワタの部分を多く付けた頭の部分と、ワタを含まないよう斜めにカットした尾の部分とに二分して、自分が頭を2切れ、夫が尾を2切れという「なんとも笑える盛り付けをしている」とのこと。家族間で好みが違うならば、こんな分け方をするのもひとつの方法かもしれません。

なお、納豆の食べ方について夫から指摘を受けたというとくさんは「普通はご飯に乗せるだけで混ぜないで食べると言われ恥ずかしいことなのかなと思ってしまったことがあります。感覚の違いって難しいですよね」とコメントしています。魚の食べ方、カレーの食べ方など、食の習慣の違いで相手の皿の状態が気になってしまうことはありそうです。

●秋刀魚のワタが美味しい理由

ダイヤモンド・オンライン「脂の乗った旬の『秋刀魚《さんま》』は、栄養豊富な庶民の味わい」によれば、秋刀魚のワタにはレチノールが豊富に含まれており、美容効果があるとのこと。また、「他の魚と違い、秋刀魚のワタが美味しくいただけるのは、秋刀魚はわずか30分ほどで食べた物を排泄するから」とあります。これまで食わず嫌いでワタを避けていた人も、一度トライしてみると美味しい発見があるかもしれません。

そこでオススメなのが、2006年のキッコーマンのレシピコンテストで優秀賞を受賞した「旨みたっぷり さんまのワタご飯」。受賞者のJS-CESARIOさんが、さんまのワタが苦手な夫のためにどうしても味わって欲しくて考えたメニューとのことで、包丁で叩いたワタをザルで漉し、漬け汁とあわせて漬け込んだ秋刀魚の身をごま油で焼いて臭みを消すという、ひと手間かけた愛情レシピ。「魚のワタや苦味という、日本人特有の食文化をいつまでも残せたらいいなあと思います」との思いが綴られていますが、秋刀魚をもっと味わいたいという人は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。(熊)

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