あなたにとって「夫」とは何ですか？

恋人同士だった頃はたくましくて、頼りがいがあってステキな男性。まさに「スーパーマン」だったのに、いまでは靴下は脱ぎっぱなし、マメに誘われていたデートも今では近所のスーパー。テレビの前で横たわる姿に思わず「トド」と例えざるをえないとか……。結婚をして数年、生活を共にすることで見えてきた本当の姿。そこで夫を例えるとしたら何か、妻たちの意見を探ってみました。

●湯たんぽ、カウンセラー、最愛の人、妻たちが例えた夫のこと

発言小町『貴女にとって夫は「何」？』では、夫を「湯たんぽ」と例えた夫を愛する妻さんの呼びかけにより様々なたとえ話が寄せられていました。

「親友」と例えたのはいちごさん。「この世で唯一、心から信頼できる人です。また夫が大好きな甘い物を与えた時は３歳の子どもの様」無邪気におやつをほお張る姿は、いくつになっても幼くみえてしまうようです。

「私達は『戦友』のようです」というななこさん。お互いに甘えないのが特徴で、単独行動もいつものこと。それぞれの人間関係や趣味嗜好、自由を認め合う、最高に信じられる戦友なんだそう。

「何だろう？同期？」という母さんさんは、結婚式が同じだから同期という感覚を持っているのだとか。「もう一人の自分」と例えたのはおばさんですさん。「私が男性だったら、多分夫の様な男性だったろうと思ってます」と、人生観や美意識、価値観等の部分は｢似た者同士｣、しかし感情表現方法や行動移行への手順と考察に関しては｢正反対｣、「自分に足りない部分を上手く補完する様な絶妙なバランスの人間関係です」としています。お互いに足りない部分をお互いに補うなんて、ステキな関係ですね。

●人様には言えませんが、実はペットのようにかわいいんです

公の場では口が裂けてもいえないものの、夫をペットのように愛おしいと思っている人は少なくないようです。

結婚生活８年目さんは「夫は『ペット』みたいな感じです！なんて言ったら顔をしかめる人が多いでしょうから絶対に現実で言えませんが…。動物好きの私には主人はペットのように無条件にカワイイのです」と、居るだけで抱きついたり撫でたりしたくなるのだそう。ゲームなどで遊んでいる姿を見ると幸せな気持ちになり、「お世話させていただきます！」という気持ちになるのだとか。『ペット』的な『最愛の人』と例えていました。

「私もペットだと思います」という麻実さん、結婚生活４年目にしていつの間にか夫がペットのような存在になっていることに気がついたのだそう。「こないだの日曜日、ちょっと豪華な朝御飯をつくって、夫に『ご飯よ』と声をかけたとき窓辺で庭の花を眺めている後ろ姿が私の亡くなった愛猫にそっくりだったんです」と、この出来事をきっかけにご飯を作るたびに愛猫のことを思い出したりするのだとか。脱ぎ散らかした靴下や、水浸しになった脱衣所をみても苛立つどころか、「も～猫ちゃんたら、しょうがないなあ」という気持ちになるのだそう。夫婦喧嘩のネタになりそうな出来事も穏便に済むとなれば、これはこれでいい効果なのかもしれません。

●夫は「置物」……こじれた夫婦関係も

「以前は、親友であり戦友であり恋人であり家族でした。今は、いるだけでイライラする、使えない置物です」と辛らつなコメントを寄せている冷めちゃったさん。「空気扱いしたのはあっちが先。不満を伝えて改善を求めたのに対処できなかったのもあっち。空気じゃないんだよ、妻は。何も努力しないで快適で整った生活と楽しく快活な話し相手が手に入ると思うな」と怒りをぶつけています。

これに対して結婚38年という人生の先輩、夫を愛する妻さんからは「長い間には、どんな夫婦でも、心が通じない時、お互いから離れて別の所へ行く時、良い時も悪い時もあると思いますよ。」とアドバイスが寄せられていました。加えて「独りより夫の給料がある方が安心。寒い時温まるのに、猫より、表面積が広いし。重い物動かす時、少しは役に立つし。お互い、我慢、我慢、歳を取ってみると、だんだん良くなる男もいるから」そんな時期もあると解釈し、長い目でみることもひとつの手ではないかとしています。また夫が妻のありがた味を理解するのは定年後ではないかとコメントを寄せていました。

仲むつまじい夫婦も、こじれた夫婦も、夫を何かに例えることでまた違った見方ができるのかもしれません。夫を何かに例えるとしたら、みなさんはなんて答えますか？（幸）

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