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標準語だと意味が逆?誤解されてしまう方言

2012年04月01日 11:30  gooランキング

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いよいよ新年度。全国から人が集まる都心のオフィスや大学では、さまざまな地域からやってきた新人との交流も広まるシーズン。また、地方都市など新たな土地で新生活を始める人は、その地域の言葉や文化に驚くこともあるのでは? そこで、意味を誤解されがちな方言、意味が全く想像できない方言のエピソードを集めてみました。

●紛らわしい…標準語だと意味が違う方言

Menjoy!のコラム「61%の人が『ある方言を標準語と誤解していた』経験アリ!?」によると、保険の窓口インズウェブの調査で、61.4%の人が、標準語と思って使用していた方言があると回答していることが明らかに。北海道弁の「なげる(捨てる)」や徳島弁の「せこい(腹がいっぱいで苦しい)」など、標準語では意味が変わってしまう言葉が挙げられていました。

さて、そうした紛らわしい方言が、人力検索はてなの質問「標準語では誤解される【各地の方言】を教えて下さい!!」にも多数寄せられていました。

garyoさんによると、広島弁の「さげる」は、「下げる」ではなく「持ち上げる」の意なのだとか。また、「みてる」は「満てる」と考えがちですが、実は逆の「無くなる」の意味。「なくなる」は忌み言葉と同音であるため、反義語の「満てる」が使われるようになったとのこと。「さげて」も「みてる」も、標準語では逆の意味であるため、何気なく使うと会話の中で混乱が生じてしまいそうですね。

papawさんは、誤解されがちな茨城弁を紹介しています。「こわい」は「疲れる」「硬い」、「だいじ」は「大丈夫」、「いがい」は「大きい」という意味で使われているのだそう。なお、papawさんが紹介する「茨城王(イバラキング)」は、茨城弁が検索できる辞書サイト。「茨城弁ネイティブ」との会話で気になる言葉があったら、あとで調べてみるのも面白いかもしれません。

yo-kunさんは、「疲れている」「しんどい」といった意味で使われる岐阜弁の「えらい」について、大学時代、標準語だと思って「熱あるのにバスケしちゃったから俺ちょっとえらい」と言ったら「それがどうして偉いの?」と言われ、互いに「?」となったことがあるのだとか。また、ararashiさんは、同じく岐阜弁の「机をつる(机を運ぶ)」「まわしをする(支度をする)」を紹介。他には、九州の「なおす(片付ける)」や、北海道の「あまい(塩味が薄い)」などが挙げられていました。

●思わず二度聞き…意味のわからない方言

教えて!goo「方言で、何という意味 ? って思ったのはありますか」には、他の地域の人には見当もつかないような方言が寄せられています。

・「『はんかくさい』は祖母の口癖でしたが『なんかくさい』と勘違いしていました」(miku-chiさん)

・「秋田だったと思いますが…『へば』って言われた時に分かりませんでしたね」(shine2008さん)

・「『かぁ、けぇ』は東北では『さぁ、食べなさい』という意味だということに驚きました」(sp6m6cy9さん)

外国語のような耳慣れない響きに、とまどってしまうこともありそうなこれらの方言。なぜそうした言葉になったのか、成り立ちやルーツも気になるところです。他には、長野県の方言「ずくを出す」「ずくをやむ」のように使われる「ずく」など、標準語に置き換えるのが難しそうな言葉も。奥深い方言の世界、歓迎会の席などで話題にすると盛り上がりそうですね。(熊)

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