正直うれしくないほめ言葉

職場の仲間と集合写真を撮ったら、同僚に「写真写りが良くてうらやましい」と言われ、もやもやとした気分になった… そんな経験はありませんか。相手はほめたつもりでも、どうも素直に喜べなかった、返答に詰まったという「うれしくないほめ言葉」のエピソードを集めてみました。

●ショック…傷ついたほめ言葉とは

教えて！goo「言われたくないほめ言葉」には、「優しいね」と言われても素直に喜べず、そう言えば誰でも喜ぶと思っているのではないかと考えてしまうという質問者に続き、さまざまな「うれしくないほめ言葉」のエピソードが寄せられています。

医師に「体格良いね」と言われると「太ってるね」と言われているようで嫌だというnoname#12952さんは「さりげなく言ってるんだろうけど、ぶっ飛ばしたくなります」とコメント。mi-kochanさん曰く「男の子ならまだしも、女の子だから結構傷つきました」とのこと。

また、同じく乙女心を傷つけてしまうのが「強そうだよね」。「ケンカ」ではなく「精神的に」という意味で言われたことがあるというkyo-ko_2005さんは「他の人と話していて自分の方が『（精神的に）強いんだな』って思ったとしても、辛いことをたくさん頑張って乗り越えて、でもでもまだまだ辛いことがあるとつい人に頼りたくなって、優しくしてほしい… って思うこと、誰だってあると思います」と胸の内を告白。同じようなニュアンスで使われがちな「俺がいなくても大丈夫そう」についても「そんなこと言われたらショックで倒れると思います」とコメントしています。同様に「たくましい」「したたか」といった言葉を女性にかけるのは避けた方が無難かもしれません。他には、こんな回答が寄せられていました。

・「初めてできた今の彼に、以前私が地味な学生だったことを言ったときに『遅咲きだね』と言われたことですかね。咲く時期間違えた花みたいでちょっとイヤです」（yuki_berry525さん）

・「『良い名前ですね』です。名前は自分で決められるものではないし『名前負けするなよ』などと言われたこともあり、素直に喜べません」（ni2さん）

●実はほめ言葉ではなかった一言

発言小町のトピック「微妙なほめられ方？（駄）」には、言われたときはほめ言葉として受け取ったものの、よくよく考えたら実はそうではないと気づいたという「微妙なほめ言葉」のエピソードが寄せられています。

幼い頃から「べっぴんさん」と言われてきたピンクさんは、いつしか「個性的」と言われるようになったそうですが、父親から「人と同じじゃいかん、個性的であれ」と教えられてきたこともあり、「個性的＝他の人と違う」つまり「それほど美しい」という意味に解釈していたのだとか。ところがある日、職場の先輩に「お前は『個性的』と言われることをほめ言葉と勘違いしてない？」と言われ、初めてほめ言葉でないことに気づいたのだとか。曰く「いまだに個性的であることに、誇りを持ってる私。子どものころに洗脳されたことは、なかなか変わるもんじゃない」とのこと。

また、高校時代、部活の顧問の先生に急ぐよう促され、元気に返事をして階段を小走りしたところ、先輩に「あなた、要領いいね」と言われたというトムヤムクンさん。目上の方にはきちんとした言葉遣いでてきぱきと、と家族に教えられていたというトムヤムクンさんとしては、先輩から要領の良さを認められたことがうれしかったようですが、友人に話したら「それは褒められてないよ」と言われてしまったのだとか。

反対に、新人時代、簡単な雑用を頼まれた際に言われた「丁寧にやってくれたね～」をほめ言葉と勘違いしていたというりおんさん。それが「遅いよ」という意味の皮肉だったと知ったのは数年後、自身が後輩を育てている時だったそうですが、当時はほめられてると思って有頂天になっていたとのこと。そうした経験、皆さんにもあるのではないでしょうか。

●男女で異なる、言われたくないほめ言葉

gooランキング「男性からの嬉しくない褒め言葉」は、上位から《化粧上手いよね》、《真面目だよね》、《健康そうだよね》が、「女性からの嬉しくない褒め言葉」は、上位から《いい人だよね》、《変わってるよね》、《可愛い》がランク･イン。良かれと思ってぽろりと発した一言が、気まずいムードの原因となることもあるのでご注意を。「それってどういう意味？」と返されたときのうまいフォローも考えておくのが、ベターかもしれません。さて、みなさんが正直うれしくないと感じるほめ言葉は、何でしょうか。（熊）

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