活動の成果は…みんなの婚活事情を探る
2012年02月25日 11:30 gooランキング
「平穏」「平凡」「平均年収」――女性が結婚相手に求める条件がかわりつつあるようです。日曜夜に放送のフジテレビ系情報番組『Mr.サンデー』で取り上げられ話題となった「三平女子」。高望みをすることもなく、ごくフツーの結婚生活を望む女性が増えているのだとか。
かつての「三高」とはうってかわって「平穏」「平凡」「平均年収」という世相が反映された条件が並ぶなど、結婚相手に求める条件は時代と共に大きく変化を遂げているようです。番組ではモバイルサイトを利用した婚活の様子が紹介されていたのも印象的。婚活の方法もお見合い、友人の紹介にとどまらずバリエーションに富んでいる様子。現代の婚活の実情を調べてみました。
●婚活をはじめたきっかけ……
OZmallが行った「OZ子のホンネ調査」では婚活に関する女性のホンネがみえてきました。
婚活をはじめたきっかけについて、回答者のレオさんは「30歳を過ぎた頃から周りの態度が変わり、チヤホヤされることもなくなり、明らかに恋愛対象から外されてるのが分かったので、自分から動かなければ、男性と知り合う機会はないと思ったから」と、恋愛対象からはずされたことを肌身で感じたことが行動をおこすきっかけに。ほかにも友人らの結婚・出産を機に、ただ恋愛を楽しむ年齢ではないことに気がついたなど、身近な人の環境の変化も、意識に大きな変化をもたらしたようです。
婚活の障害になるものを聞いたアンケートでは、一人だとお見合いパーティーなどに参加しにくいこと、参加にあたり参加費用に洋服代などの経済面や、自分磨き、積極性などの行動力が必要となるなど、すべてに対してモチベーションがあがらないと続けられないことなどが挙げられていました。また、あからさまに「婚活しています！」という状況に恥ずかしさを覚えたり、人見知りで初対面での会話が苦手だったりと、参加を決意するだけでも相当なハードルに感じている人も少なくないようです。
●街ぐるみで合コン！？ 急増する街コンとは
最近耳にする「街コン」とは一体どんなものなのでしょうか。応援サイト「街コンジャパン」によると、街コンとは「街・地域の活性化と出会いの場の創出を目的として街・地域が一体化して開催する大規模な街の合コンイベント」とあります。現在多くの地域が抱えている消費の低迷、それによる飲食店や商店街の衰退、未婚率の増加などに歯止めをかける画期的なイベントとして期待されているのだそうです。休日の昼過ぎから開催することにより、地域振興、活性化につながっているのだとか。中には千人以上の集客をした巨大イベントもあるほど。お見合いほど堅苦しさがないため、気軽に参加できるところが大きなポイントといえそう。恋愛に発展しなくとも共通の趣味を楽しむ友人ができるなど、人脈が広がることで、そこから出会いのチャンスが巡ってくるかもしれません。
●知られざる婚活の裏側
婚活歴○年……。活動年数は重ねたものの思い通りの結果が得られず、婚活疲れに陥っている人も少なくないそうです。日経『広がる「婚活疲れ」 合コン結果出ず鬱かも…』によると、精神科医の海原純子さんは「条件に目がいく婚活は、楽しいから一緒にいたいという気持ちが置き去りにされがちだ。条件のみで結婚を決めると５年後、10年後に悩むことになる」と指摘していました。「平穏」「平凡」「平均年収」と、バブル時代の三高と比較すれば無難なものかもしれませんが、これもれっきとした条件。幸せを追い求めるがゆえにこれらにしばられすぎるのも問題かも。「一緒にいてどう思うか」という感情を大切にすることが幸せな結婚の秘訣のよう。「条件に合う人を求めて大勢と会わなくても、自分が仕事を続け、『相手の年収でなく、世帯年収で考えればいい』と思うに至った」という30歳代女性のケースにもあるように、条件を少し譲ってみるだけで出会った相手への見方も大きくかわりそうです。
バツイチ、フリーライター、婚活歴６年――『婚活したらすごかった』（新潮新書）の著者、石神賢介さんはNEWSポストセブンのインタビューで「婚活は短期集中」とアドバイスを寄せています。集中的に行うことでリズムがうまれ、女性に対しても話しかけやすくなるのだそう。しかし婚活を続け、中毒化してくると「また見つければいいや」と、活動に粘りがなくなる傾向にあるのだとか。「過去に付き合った人以上の魅力を相手に求めてしまうのもあります。婚活のやり過ぎも良くないんですよね」と指摘しています。残念ながら成就しなかった過去の恋愛と同じことをしていても前進は望めそうにありません。過去の経験にとらわれず、気持ちをリセットすることからスタートしてみてはいかがでしょうか。（幸）
主婦がエア恋愛にハマる理由
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婚活の障害になるものを聞いたアンケートでは、一人だとお見合いパーティーなどに参加しにくいこと、参加にあたり参加費用に洋服代などの経済面や、自分磨き、積極性などの行動力が必要となるなど、すべてに対してモチベーションがあがらないと続けられないことなどが挙げられていました。また、あからさまに「婚活しています！」という状況に恥ずかしさを覚えたり、人見知りで初対面での会話が苦手だったりと、参加を決意するだけでも相当なハードルに感じている人も少なくないようです。
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●知られざる婚活の裏側
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バツイチ、フリーライター、婚活歴６年――『婚活したらすごかった』（新潮新書）の著者、石神賢介さんはNEWSポストセブンのインタビューで「婚活は短期集中」とアドバイスを寄せています。集中的に行うことでリズムがうまれ、女性に対しても話しかけやすくなるのだそう。しかし婚活を続け、中毒化してくると「また見つければいいや」と、活動に粘りがなくなる傾向にあるのだとか。「過去に付き合った人以上の魅力を相手に求めてしまうのもあります。婚活のやり過ぎも良くないんですよね」と指摘しています。残念ながら成就しなかった過去の恋愛と同じことをしていても前進は望めそうにありません。過去の経験にとらわれず、気持ちをリセットすることからスタートしてみてはいかがでしょうか。（幸）
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