一番おいしいアボカドの食べ方は

「森のバター」と称されるアボカドは、脂肪分をたっぷり含む栄養価の高い果物。果物といっても甘みはあまり感じられず、サラダやハンバーガー、ディップなどに用いられることも多いアボカドですが、わさび醤油でいただくとマグロのトロのような味が楽しめるというのはよく知られているところ。さて、そんな日本でも徐々に市民権を得つつあるアボカドをおいしくいただく方法について探ってみました。

●アボカドにも旬があるの？

スーパーなどで年中手に入れることができるアボカドにも、旬はあるのでしょうか。All About「アボカドの熟度・旬・種類」によると、日本に輸出されているアボカドの80％がメキシコ産で、９月から10月にかけて新モノが出回るとあります。アボカドの標準オイルコンテンツ（油分）は30％程度であるのに対し、新モノは15～20％と少なめで青みが強く、若々しい味わいとのこと。10月から６月にかけては標準的な量に戻るそうで、これから冬に向けて安定した味わいになるのだそう。なお、７月から８月にかけては最もオイルコンテンツが増え、「油ののった」味わいが楽しめるそうです。シーズンごとに変化する油分の割合を生かし、調理法に変化を付けるのもおいしくいただくコツといえそうです。

●一番好きなアボカドの食べ方は

教えて！goo「一番好きなアボカドの食べ方」には、アボカドのとっておきレシピが多数寄せられています。やはり外せないのが、わさび醤油でいただく食べ方。「わさび醤油かな？ 初めて食べた時は衝撃的でした」（minimini1さん）など、このシンプルなレシピが一番美味しいと感じている人は多いのではないでしょうか。しょうゆでいただく方法を少々アレンジして「醤油、オリーブオイル、岩塩、レモンでカルパッチョ風に」（hakoiri_quotaさん）という意見も。ケルナーやシャルドネなどの白ワインとの相性が抜群なのだとか。

ほかには「オーロラソース(ケチャップ＋マヨネーズ)和えですね。カニカマ(リッチに頂きたい時は海老)も入れます」（fly_moonさん）や「アボカドをダイスカットにして、海老やサラミなどと一緒にサラダ仕立てに。ドレッシングはサワークリームと合わせたマヨネーズがお薦め」（icemankazzさん）など、マヨネーズであえるサラダのバリエーションも複数寄せられていました。また「そのまま食べるより、ディップにしたほうが好きです。コーンチップにつけたり、マグロや鶏のソテーのソース代わりにしたりってとこですね」（swandive14さん）や「ベーコンとアボガドのガーリックいため」（marumarimaさん）など、ディップにしたり、加熱したりといった調理法も紹介されていました。さらには、甘い味付けにしていただく、ちょっと変わったこんな食べ方も。

・「好みはあると思うのですが。甘い方法もあるので紹介してみます。海外のチャイナタウンで飲茶に行くとデザートでマンゴークレープってのが人気商品であったりするのですが、たま～に具がマンゴーでなくてアボカドが入ってるときがあるのです。アボカドスライス＆生クリームって組み合わせでクレープに包まれてます。ちゃんとフルーツっぽいおいしさがあったりします」（gyonさん）

濃厚な口当たりのアボカドは、バナナやマンゴーの代わりとしてデザートに加えても、案外いけるのかもしれません。

●切ったらまだ熟していなかった…成熟度の目安

アボカドの食べ頃を見極めるのはなかなか難しいもの。切ってみたらまだ熟していなかったという経験、みなさんにもあるのではないでしょうか。そこで、成熟度を見分ける方法について探ってみました。2007年06月27日放送の『ためしてガッテン』（NHK総合）によると、成熟度を見分ける目安は「ヘタのすき間」なのだとか。番組のサイトによると「追熟中にヘタと果肉は水分を失ってしぼむので、熟してくるとヘタの回りにすき間ができる」とあります。食べ頃はすき間ができて１～２日以内とのこと。ただし、ヘタが取れてしまったものや熟してもすき間が見えないアボカドもあるとのことで、あくまで目安として覚えておくのが良いようです。

シンプルにわさび醤油を付けるだけでも、また加熱料理に加えても美味しいアボカド。みなさんのとっておきはどんなレシピでしょうか。（熊）

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