お得情報を逃さない「クーポン男子」

「草食男子」「チャラチャラ男子」「不潔男子」――これらはNAVERまとめ「草食系、弁当、浮気性…一番許せないのは○○男子！」に寄せられた投稿の一部ですが、その中に「ケチケチ男子」と並んで「クーポン男子」の文字が。経済観念のあるしっかりとした男性というイメージがありますが、利用シーンによっては女性からの冷ややかな視線が送られることもあるようです。そこでクーポン男子に対する女性の反応を調べみました。

●クーポンに違和感……女性のホンネとは？

提示するだけで安くなるとあれば使ったほうがトクをするとわかっていても、乙女心は複雑なようです。発言小町のトピックにこんな投稿が寄せられていました。

「クーポンを格好悪いと思う人（駄）」によると、投稿者のわんこさん自身はクーポンを使うことに抵抗を感じないものの、周囲からはデートや記念日のクーポン利用に対し否定的な意見を耳にするのだとか。そこで「クーポン券を使って割引を受けるのは格好悪いという人は、どこまでが格好悪くない許容範囲なのでしょうか？」と利用の有無に対しての境界線を探っています。

「付き合いの度合いによる」というるいさん。「初めてのデートや、誕生日などにクーポン使われるのはがっかりです。なんかこの人、お金けちってるんかな、とか、私のためにあまりお金使いたくないのかな、と考えてしまいます」

特別な日には現実的なお金のことは考えたくないのが主な理由のようです。しかし付き合いが長くなるにつれて「クーポンがあるから行ってみよう」とクーポンをきっかけに行動をおこすように逆転、さらに結婚後は夫にクーポンを持つよう強制するまでになったのだとか。

40歳代の主婦たぶんさんも同様に「結婚前で現実的な生活と離れた恋愛中のとき使われたら、『生活臭さが滲み出てるわ』『この人と結婚したら(独身時代みたいな)裕福な暮らしは出来ないかも。将来が不安だわ』と思いそうです」しかし結婚後はその気持ちも一変。

「しっかり節約してくれる人だから、おかげで将来が安心だわ」と経済観念のしっかりした人という印象に変わるようです。恋愛中ならばクーポン券の利用は避けるのが無難とし、友人や同僚などと一緒の時に利用するのがスマートな使い方ではないかとアドバイスしています。初デートや交際初期というのはほんのわずかな時間だけでも夢をみさせてあげることが交際を長続きさせるテクニックの一つなのかもしれません。

●ギャルにはウケがいいクーポン男子

一方、若い世代はどのように受け止めているのでしょうか。GRPが平均17.2歳のギャルモニターを対象に行った調査では、約８割もの人がデート時のクーポン利用に「あり」と回答していたことが明らかになりました。

『デートでクーポンはありだよね！逆にかしこい！って思う』、『変にかっこつけてないし、お金も安く済むし、節約にも繋がるしね！』と肯定的なコメントが挙げられていました。これも、学生時代から無料で手に入るのクーポン誌やケータイクーポンなどが普及し、普段から使い慣れている世代であることも一つの要因といえそうです。

バブル全盛期には考えられなかったことかもしれませんが、ボーナスカット、残業の制約など節約を強いられるこのご時世、見栄をはっている場合ではないことはたしか。とは裏腹に節約を全面に押し出されるのも複雑な女心。嫌味のないスマートな利用の仕方や、特別な日には奮発をするなどメリハリのある使い方が必要なのかもしれません。賛否両論のクーポン男子、みなさんの意見は？（幸）

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