「薔薇」「顰蹙」読めるけれど書けない漢字といえば

仕事もプライベートもパソコンばかりで、久しぶりに文字を書いたら漢字が書けなくなっていたという経験はないでしょうか。簡単な漢字でも、いざ書こうとすると忘れてしまっていることも多いもの。そんな人が多い中、会議の書記を任された際などに、難しい漢字がスラスラと書けたら、周りの見る目が変わるかもしれません。そこで、間違えずにサッと書けたら見直されそうな「読めるけれど書けない漢字」について、みんなの声を探ってみました。

●「顰蹙」「瓢箪」書けますか？

教えて！goo「読めても書けない漢字」には、相談者の挙げた「薔薇」を始め、さまざまな「書けない漢字」が寄せられています。回答の中で多かったのが「憂鬱」や「醤油」、「檸檬」などの漢字。他にはこんな声が聞かれました。

・「『顰蹙』見るからに嫌な字面ですね」（Kurosegawaさん）

・「『魎魅魍魑（ちみもうりょう）』！！」（cucumber-yさん）

・「友人に貰った『瓢箪(ひょうたん)』が手元にありました。読めるけど、ちょっと書けませんネ」（syu1958さん）

・「『択捉』、『歯舞』は読めますが、言葉で言われて漢字が思いつかないです」（PurinShakeさん）

・「これから『金平牛蒡』を作るところですが、これに使う糸こんの『蒟蒻』も書けません。ほかにも沢山。本当に情けないです」（tebiriさん）

食材や地名などの漢字は、書く機会がないと覚えていないものかもしれません。他には「『倖田來未』も書くのは迷います」（noname#119360さん）のように、人名を挙げる回答者も。

一方、「書けない漢字」の代表格「薔薇」「醤油」などに関する、こんな回答も寄せられていました。

・「『憂鬱』、『薔薇』、『醤油』、『檸檬』辺りは話題になった時に書けるとカッコイイからと苦手な人こそ書けるよう練習するらしいです。実は私も（笑）です」（cucumber-yさん）

難しい漢字ほど普段から練習して、いざというときに書けるよう備えている人もいるようです。

●難しい漢字を書けるようになるコツは

では、こうした「難漢字」を効率良く覚える方法はあるのでしょうか。Web R25「『鬱』『盥』『麒麟』… 難しい漢字を覚える・書くコツって？」には、石井式国語教育研究会の浜留実氏が伝授する、ユニークな覚え方が紹介されています。「盥（たらい）は、『お皿に、水を入れて、両手でゴシゴシする』と覚えればカンタン」とあります。また、「麒麟」などは、読み方の音に注目し漢字を分解すると覚えやすいのだそう。

パソコンの画面では、フォントがつぶれてしまって画数の多い漢字が正確にわからない… そんなときは、辞書が手元になくとも確認できる「漢字確認」というフリーソフトがオススメ。メモ帳のような画面に標準で大きなフォントが設定されており、手軽に字画を確認することができるのだとか。また、アンドロイドの無料アプリ「漢字Check」も便利。画面いっぱいに漢字が表示されるので構成が一目でチェックできます。さらに、マイクボタンをタップすると音声入力が起動し、タイプしなくとも調べられるのが特長。

手書きで文章を書く機会が減っている昨今、簡単な漢字すら忘れてしまいがち。さて、皆さんの「読めるけれど書けない漢字」は、どんな漢字でしょうか。（熊）

中国語の意味を知って驚く漢字


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