気分が上がる、私のささやかな幸せ

この夏のボーナス、皆さんはどのように使っていますか。電通が行った調査によると、2011年夏のボーナスの主な使い道とその金額は《預貯金》が26万2000円、《生活費の補填》が８万5000円、《買い物やレジャー》が７万8000円、《ローンや借金の返済》が７万円という回答が得られ、購入を検討している商品には１位に《国内旅行》、２位に《LED電球》、３位に《贅沢な外食》がランク･インし、震災後にいったん冷え込んだ「消費気分指数」も85.9ポイントと回復傾向にあるようです。特に大きな買い物をする予定がないという場合でも、ボーナスで普段の暮らしにちょっとした贅沢をと考えている人は少なくないのでは。そこで、日々の生活にささやかな幸せをもたらす、みんなの「プチ贅沢」について探ってみました。

●「どこで買うか」も重要？私のささやかな贅沢

発言小町のトピック「あなたにとってささやかな贅沢は何ですか？」は、大好物のシュークリームを買う際、たまに100円ではなく200円のものを買ってささやかな贅沢を味わっているというプリンさんからの投稿。それ以外にも、１年間の自分へのご褒美として12月にバッグか財布を買うようにしているそうですが、そんなプリンさんに続き回答者からもさまざまな「プチ贅沢」エピソードが寄せられています。中でも多かったのが、「発泡酒ではなくビール」、「高級納豆」、「こだわりのコーヒー」など、食品や嗜好品に関する回答。

・「ホテルのデリカテッセンで食品を買います。チーズ、ハム、ソーセージ、パンなど。どれも美味しくて、それほど高くはありません。数ヶ月に一度の贅沢です」（momoyanさん）

・「テレビや雑誌で評判のスイーツや果物をお・と・り・よ・せ！『トロイカ』のチーズケーキはリピーターですわ～。でも年に２～３回にしてます。予算は送料含めて5000円まで。たまの自分へのご褒美」（饅頭マンさん）

・「私のささやかな贅沢は、ヤクルト400を飲むことです。スーパーなどでは売ってなく職場に売りに来るヤクルトのおばさんから購入します。少し高いけど、腸の調子がよくなります」（suzuranさん）

ホテルやお取り寄せサイトなど、いつもとは違った環境で買い物をするという行為自体が、気分を盛り上げそうです。商品をゆっくりと選ぶところから、家でじっくりと味わうまでが「プチ贅沢」の醍醐味なのかもしれません。

●こだわりたいのは、普段使いの生活用品

「たまの贅沢」ではなく、普段使いの生活用品にこそこだわっているという回答も多く聞かれました。

・「ホテル仕様のタオルとシーツです。ふわふわのボリューミーなタオルと織り目がしっかりつまった艶のあるシーツ。毎日肌に触れるものなのでね」（どらみさん）

・「普段は300円前後の歯磨き粉を使ってますがたまに1500円くらいのいい歯磨き粉を買ってみることです。かなりチマチマ使ってます！ 」（えっこさん）

・「ダブル・ウルトラソフトのトイレットペーパーを使うことです。以前は消耗品ということもあり迷わず一番安いものを買っていましたが、友人の家で高級品を使ってビックリ。使用感が全然違う」（幽閉マダムさん）

毎日使うものだからこそ、いいものを選びたいと考える人は少なくないようです。一度試したら、もう安いものは使えなくなってしまうかも？

●暮らしが華やぐ、ささやかな工夫

また、生花を買うのが習慣となっているという回答者も。

・「週に１度、お花を買って飾ることです。298円ぐらいです。お花が家にあると何だか贅沢な気分です」（ゆきんこさん）

・「幸い近くに安い花屋があるため、いつも2束買って“どかっ”と生けています。一人暮らしなので、帰宅して電気をつけ最初に目に入った時や、朝日を浴びてかわいく咲いてくれているのを見た時はにこっ、としてしまいます」（bauerさん）

暮らしに潤いを与えてくれそうな生花。特別な日に限らず毎日飾る習慣を付ければ、家で過ごす何気ない時間もぐっと豊かなものになりそうです。

gooランキング「節約するならまず何を？」では、１位に《食費》、２位に《娯楽費》、以下《衣料品》、《光熱費》…と続いており、出費を抑えるならまずは食費からと考える人は多いようですが、ときには食事や生活用品にちょっとした贅沢をして、生活に変化をつけてみるのもよいかもしれませんね。さて、みなさんの考える「プチ贅沢」は何ですか？（熊）

節約するならまず何を？


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