女性が多い職場で気をつけることは？

ワールドカップ優勝という快挙を成し遂げたなでしこJAPAN。選手たちは連日のようにテレビにひっぱりだこ、優勝の喜びを分かち合うと共に、苦悩や厳しい女子サッカー界の現状が伝えられるなど注目を浴びていますが、選手らと並んでスポットがあてられているのが佐々木則夫監督の統率力。“女子サッカー”の名のとおり、そこは女性の世界。どんな方法で選手たちをまとめ上げ、勝利へと導いたかという手法にスポットがあてられています。そこで女性が多い職場で役立ちそうな心得について調べてみました。

●説得力に欠ける鼻毛は特に注意！

msn産経ニュース『佐々木監督、なでしこ操縦の極意は「鼻毛注意」』では、佐々木監督の女子掌握術について聞いていました。佐々木監督は2006年からなでしこJAPANのコーチに就任。いままでの男子サッカーとの違いにとまどいながらも、女子サッカーをありのまま受け入れる姿勢に徹したのだとか。

「もともと自分が、上からものを押し付ける性格でなかったのもよかったのでしょう。同じ立場の『横から目線』で接するのが大切です」といままでの経験にしばられることなく、部下たちの懐に飛び込むことで戦力が正確に把握できるのだとか。また「女性は妊娠して子どもを産む性なので、ある種の生命維持装置が本能的に備わり、無意識にストップをかけているそうです。だからケロッとした人に『手を抜いただろう！』と、男の感覚で叱ってはいけないのです」とその気遣いは本能レベルにまで及んでいます。

また、テレビ出演の際にもよく口にしている鼻毛。妻からのアドバイスで気をつけるようにしたという清潔感。中でも特に鼻毛はどんなに仕事ができる人の説得力をもゼロにする威力の持ち主。こうした細かな部分に気がついてしまうのも女性の特徴かもしれません。他人は指摘しづらいことも、妻や恋人だからこそ言葉にできるもの。普段は「うるさいな」と聞き流していたアドバイスも、積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

●普段のコミュニケーションで気をつけること

webR25「女性が多い職場に転職したら気をつけるべき５つ心得」では具体的なシーンを元にコミュニケーションのコツが紹介されていました。まずは徹底して平等に接すること。特定の女性だけに手厚いフォローをするのはNG。また感謝の気持ちを３割増しで表現することも大切で、こまめな「ありがとう」は必須のようです。

男性の職場で通用していたことが、そのまま通用するとは限らない女性の職場。佐々木監督の著書『なでしこ力』（講談社）や、gooランキング「上司に対して思わず心の中で言ったことのある文句ランキング」などを参考にしてみてはいかがでしょうか。プレーヤーの実力はもちろん、統率力次第ではなでしこJAPANのようにいい意味で期待を裏切る底力を発揮するかもしれません。（幸）

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