結婚相手に求める“3低”の条件

かつて理想の結婚相手の条件として「３高」が挙げられていましたが、バブル崩壊後からはその条件にも大きな変化が生じました。そして３月におきた東日本大震災をきっかけに、相手に求める理想の条件がまた少し変化しつつあるようです。

●やっぱり○○！　結婚相手に求める３つの条件とは

Yahoo！辞書　新語探索で紹介されていた「３低結婚」。３低とは近頃の女性が結婚相手に求める3つの条件のことで、「低姿勢」「低依存」「低リスク」を指します。「威張らず」「頼らず」という、女性に家事を任せっぱなしにしない協力的な姿勢。そして食いっぱぐれのない職業を手にしていることが、結婚相手に求める理想の条件なのだとか。かつて話題となった「３高」の男性をみつけて結婚をしたとしても、高学歴を誇って自分を見下し、高収入とはいえ、残業続きで家庭をかえりみる時間すら持てない生活が待っているということに気が付いたのではないかと解説しています。

４月９日付の日経プラスワン『「三低」結婚の条件ガラリ　女子に拍手』でも、５～６年前から結婚相手の理想像が３低へ一転したとし、「高身長はともかく、高学歴にしろ高収入にしろ、天災の前には平等に無力だったような気がする。女子のみなさん、その嗅覚、信じてよさそう」とエールを送っています。

●震災を機に考え方にも変化が

“フランス婚”と称される婚姻届を出さない事実婚。斉藤ノヴと夏木マリらもその関係を保っていましたが、東日本大震災を機に入籍をしたとの発表がされました。現地に痛々しい爪あとを残した震災ですが、一方の都内も甚大な被害こそ間逃れたものの、交通機関はマヒ状態となり、帰宅難民であふれかえった11日の夜。なんとも例えがたい現実を目の前に、不安や寂しさなど様々な感情が駆け巡り、自分の環境やとりまく人々に対して、いままでにはない角度から考えさせられたのではないでしょうか。

gooランキング「実は結婚後にわかった相手のいいところランキング」でも、１位に《いざというとき頼りになる》、続いて２位には《家事に協力的》が入るなど、日々の具体的な行動が上位に入る結果となりました。「この人しかいない」と思うか、それとも「ちょっと頼りない」と思うか。不測の事態に遭遇したときに垣間見える人間の本性。「彼はどんな行動をとっただろう」３ヶ月が経過したいま、少し冷静さを取り戻すと同時に、パートナーや結婚観を違った視点から見つめなおす人も少なくなさそうです。（幸）

27歳？30歳？結婚を焦り始める年齢は


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