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日本の文化をたしなむ〇〇ガール

2011年05月22日 11:31  gooランキング

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歴史や武将が好きな女性を「歴女」、鉄道が好きな女性を「鉄子」と、男性や年配の人が嗜むものも一緒になって楽しむ女性たちが話題を集めてきました。でもまだまだいる! 日本の文化を自分たちなりのスタイルで楽しむ女性たち。「シブい」「なんだかオヤジっぽい」なんてもう言わせない。

●「シブい」なんて言わせない!

源氏物語や枕草子などにも登場する囲碁は古くから日本の娯楽として親しまれ、いまでは世界中に人口がいるゲームです。男性がたしなむイメージが強く、漫画「ヒカルの碁」によって若年層にも囲碁ブームが生まれたようですが、それでも女性と囲碁の縁はまだまだ薄い傾向にありました。しかし、最近では囲碁の世界に魅了された「囲碁ガール」が増えているのだとか。

表紙には女性の顔写真。「頭の中からキレイをつくる」「いい女ほど強い」こんなキャッチコピーが並び、ピンク色で大きく書かれたタイトルには「GOTEKI」の文字。囲碁の魅力を若い女性たちに伝えようと発行された「碁的」というフリーマガジンがあるんです。ここでは囲碁ガールたちの素顔を披露。たとえば合コンでも自己紹介がてらに一局、親睦を深めてまた一局と囲碁を欠かすことはないようです。他にも碁の打ち方で部分痩せができる碁クササイズと今までのイメージをとことん覆す内容で、女性ファッション誌さながらの華やかさであふれています。不定期刊行とはいえ、すでに4万部を発行。ちなみに囲碁をする男性のことを囲碁男子、囲碁メンズと呼ぶのだとか。囲碁のイメージをがらりと変えた囲碁ガール。近所のクラブに足しげく通う女性の姿が見られるのも時間の問題かもしれません。

●お茶はお茶でも

「作法が厳しくて難しそう」「着物で正座はムリ」「道具を揃えるのがちょっと……」茶道に興味を持っていても、こんな先入観からきっかけを掴めずにいる人も多いのではないでしょうか。茶道をよりカジュアルに、ファッショナブルにイメージを変えたのが「茶ガール」。

これは一品更屋が命名したもので、お茶をかわいく楽しむ女性の総称のこと。オフィシャルサイトでは、家庭で簡単にできる抹茶の点て方をレクチャー。道具をすべて揃えなくてもカフェオレボウルで代用するのもアリと、これならば肩肘をはらずに始められそう。また茶道をきっかけに陶芸や和菓子、和服と他の文化にも触れることができます。

間口を広げることで多くの人に知ってもらうことができ、また実際に経験をすることで「本格的に習ってみたい」と好奇心が掻き立てられるものかもしれません。古くからのイメージに圧されて縁遠くなっていたものも、ほんの少し切り口を変えるだけでこんなにも親しみやすくなるとは驚きですね。(幸)

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