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デジタル化が進む一方で見直される文房具

2011年04月11日 11:22  gooランキング

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会社や実家、友人に恋人の連絡先、覚えていますか? ケータイ電話のメモリーに頼っていて、覚えていないという人がほとんどなのではないでしょうか。ケータイのメモリーにしろ、バックアップを万全にしていたとしても、PCやケータイの電源が入ってこそ生かせるもの。充電が切れた、充電ができない、などの事態に陥ったことを考えると電子機器に依存している状況は不安がのこるものではないでしょうか。

●必要最低限の情報を手書きで

4月2日付けのSANKEI EXPRESSによると、震災や計画停電をきっかけに手帳やノートの重要が増えつつあるのだそうです。以前はコンビニなどへ駆け込めば必ず手に入った乾電池や充電器。しかし震災の影響で物資の不足や節電、計画停電の経験をふまえ、電話番号などの最低限必要な情報を手帳などへ控えておこうという動きがみられるのだとか。たとえ目の前に公衆電話があっても、かけたい相手の電話番号がわからないという状況だけは避けたいもの。デジタル製品をつかえなくなったときのことを考え、改めて見直しておきたいものです。

●昔から定番の文具も進化している

ITによりペーパーレス化がすすむかと思われてきましが、意外なことにノートの売り上げは伸びているのだそうです。青春時代を共にしたコクヨのロングセラー「キャンパスノート」もおどろく進化を遂げています。カラーバリエーションが豊富になっただけではなく、2005年に登場したユニバーサルデザインのパラクルノをはじめ、B5サイズのプリントが貼り付けるプリント貼付用、縦・横のバランスが取りやすく図形が書きやすいドット入り罫線など、一口にノートといえどもピンポイントの用途に合わせた細分化がなされている傾向にあるようです。日経トレンディ5月号Coming upによれば、大震災の影響をうけ消費マインドの変化によってシンプルで安価なものへの回帰が進む可能性もあるとしています。

思いついたことをすぐに書き残せるのがアナログの魅力。フリクションボールなどの消せるボールペンや紙に書いた文字がデジタルデータとして残せるairpenPocketのように手書きの不便さも解消されつつあります。ソフトやアプリが開発される一方で、ノート術や手帳術といったノウハウも注目を浴びています。普段何気なくつかっていたペンやノートも、書き味や罫線の幅など、細かい部分に注目をして選び抜いてみたら思わぬ効果を発揮するかもしれません。(幸)

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