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バブル世代より上に多い?空白不安症候群

2011年03月10日 11:22  gooランキング

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週末のスケジュールはいつでもぎっしり、手帳に隙間なく書き込んだ予定を見ると安心する、何もすることがない休日が続くと不安になる… そんなアナタは、ひょっとすると「空白不安症候群」かもしれません。

●バブル世代に多い理由

「空白不安症候群」とは、休日に予定を詰め込まないと気がすまない、空白の休日に不安を感じるというもので、番組『ニッポンのミカタ!』(テレビ東京系)の2010年4月23日放送「あなたの休日…楽しいですか?」でも取り上げられたテーマ。番組のバックナンバーサイトによると、こうした思考にとらわれるのは日本人に多い傾向で、中でもバブル期を経験した40代から50代に共通して見られるのだそう。その理由として「バブル時代は仕事も遊びも予定が埋まっていることが“できる人間の証”とされた」とあり、そうした習性が染み付いてしまったために予定を詰め込みがちなのだとか。休日は雑誌で紹介されるレジャースポットに繰り出し、お金を使って存分に遊ぶといった、マニュアル化された過ごし方をする傾向にあるようです。

●スケジュールを埋めると得られる安心感、問題点は

YAHOO!知恵袋「休日に予定が入ってないと不安になるのは病気でしょうか?」の相談者も、同様の不安を抱えている一人。大学生の娘に「私は読書もしたいし、一人で過ごす休日もあるけど、お母さんは絶対に誰かとどこかに行かなければ気が済まないよね。一人でいると不安なの?」といわれ、いつも休日を予定で埋めていることに気付いたのだそう。

これに対し寄せられた回答に、作家・カウンセラーの宇佐美百合子氏のコラム「心理エッセイ」のリンクが紹介されていました。同コラムによると「スケジュール帳に予定のない空白部分があると、どうも不安で落ち着かないという女性が急増している」とあり、それを「隙間不安シンドローム」と呼んでいます。これは前述の「空白不安症候群」と同様の状況を表し、宇佐美氏は「スケジュールの内容よりも、とにかく真っ黒にスケジュール帳が埋まっていることで安心感を得ていることが問題」と指摘しています。

●若者に学ぶ休日の過ごし方

こうした考えにとらわれ過ぎて常に予定で埋めていると、せっかくの休日に満足な休養をとることができず、疲れが蓄積してしまう可能性も。そんな人に向けたアドバイスとして、前述の『ニッポンのミカタ!』では、若者に学ぶユニークな休日の過ごし方を紹介しています。最近の若者は、工場の夜景巡りや団地巡り、ジャンクション巡り、廃墟巡りなど、自分なりの方法でマイペースに楽しんでいるのが特徴。既成概念にとらわれず、本当に自分が楽しいと思えることに時間を費やせば、休日に十分リフレッシュすることができそうです。

週末の三連休、さらにはゴールデンウィークとまもなくやってくる春の休日を目前に、今一度スケジュールの見直しをしてみるのもいいかもしれません。みなさんは、休日をいつもどんな風に過ごしていますか?(熊)

ブランドの紙袋をサブバッグにするのって、もう古い?


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