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座りっぱなしが原因の頭痛、対策は?

2011年02月26日 11:22  gooランキング

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仕事のみならず、プライベートでも長時間パソコンに向かう人にとって頭痛は身近な症状のひとつ。同じ姿勢で作業を続けていると血行が悪くなり、肩こりから頭痛へと症状が悪化しがち。そこで薬に頼らず痛みを予防したり、和らげたりする方法はないか探ってみました。

●座りっぱなしが原因の頭痛は

頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛、頭部神経痛、症候性頭痛などさまざまな種類に分類されるようですが、デスクワークやパソコン作業中に引き起こされる頭痛は主に緊張型頭痛で、VDT症候群の症状のひとつとされています。

緊張型頭痛は、無理な姿勢を続けるなどの身体的ストレスや、仕事の不安、対人関係など精神的ストレスが原因となって引き起こされるといわれています。これを予防するには心身の緊張状態を断つのがポイント。日経BPネット「パソコン作業時の正しい姿勢とお勧め体操」には、首や肩の疲れ、足のむくみやだるさ、腰・背中の疲れに効果的なストレッチ体操が紹介されています。1時間に1回は休憩を取るのが理想とのことですが、座りっぱなしで長時間作業することが多い人は試してみてはいかがでしょうか。

また頭痛の症状が現れたときの対策としてこんな方法も。ナナピ「頭痛を和らげてくれる姿勢」には、「体育座り」が脳の圧迫が避けられるため、頭痛が楽になると紹介されています。さらには「白湯をたっぷりと飲む」のも頭痛を改善する効果があるのだとか。頭が痛くなり始めたときに、試してみるのも良いかもしれません。

●VDT作業の正しい姿勢とは

脳神経外科の専門医、間中信也氏主宰のサイト「頭痛大学」には「コンピュータ画面とにらめっこするのがお仕事の方へ」としてVDT症候群の具体的な対策がまとめられています。VDT作業をするときは「上体と腿の角度は約115度」で「上腕と前腕の角度が約90度かそれ以上」、「頭を前に20度下げ視線は水平から約20度下」になるようにするのが理想的な姿勢なのだとか。

●パソコン作業にはどんな椅子が理想的?

また、同サイトによると、最も重要なのが椅子選びで、高さや背もたれが調節できない椅子はやめ、OAチェアを使うのが望ましいとのこと。椅子を選ぶ基準は、安定性のある5本足でキャスター付き、座面は座ったときに固く感じるくらいの適度なクッションがあり、背もたれが前後に動いて据わった上体で体をほぐすことができるリクライニング機能が付いているものとあります。さらには、キーボードやマウス操作の際に肩にかかる負担を軽減する肘掛けがあるとなお良いのだそう。とはいっても、職場では自分で椅子を選べない場合も多いもの。今使っている椅子の座り心地を改善すべく、クッションを腰当てにして背中のカーブにあわせるなどの策を取るのも有効といえそうです。(熊)

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