知られざる美人ゆえの悩みとは

「沈魚落雁閉月羞花」とは、魚や雁、月や花までも恥らい隠れてしまうほど美しいという美人を形容することわざですが、それほどの美人ならば誰もが放ってはおかないはず。2010年3月30日付けのウォーカープラスによると、トレンダーズが30～40代の男女500人を対象に「女性の美」に関する意識調査を行ったところ「美人は年間いくらくらい得をするか」という質問では平均額が101万2827円という結果に。美人はトクをしているというのが一般的な意見ではあるようですが、羨望の目を向けられがちな美人も実は人知れず悩みを抱えているものかもしれません。そこでQ&Aサイトの投稿を元に、美人ゆえの苦悩について探ってみました。

●やっかみ、ギャップに落胆…　美人の抱える悩み

発言小町「美人ゆえの悩みを教えていただけませんか？」には、当事者からのリアルな声が寄せられています。中には「損したことは全くありません。基本的に人生が幸せなんです。美しく生んでくれた両親（美男美女でした）に感謝しています」（佳菜子さん）のように、特に不自由を感じたことはないという声も聞かれましたが、多くの美人は何らかの問題を抱えているようです。その中でも特に聞かれたのが、女性から嫉妬されやすいという悩みでした。

・「子どもの頃から悩んできました。特別扱いさせていると言われ嫌われますね。それが原因で嫌われるのは嫌だったので、わざと短い髪型にしたり、女の子っぽくないように振舞ったりしてやり過ごしてきましたよ」（ピロリンさん）

・「ごく普通の事を話しても、悪く取られ、悪口、噂のネタにされますね。あえて自虐的な会話をしたり、どうしてここまで自分を落としてるの？　と思うことも。自分らしく生き生き堂々と生きたいです」（ゆみさん）

普通に振舞っていても目立ってしまうため、派手にならないような格好をしたり、お高く留まっていると思われないよう自虐ネタで笑いを取りに行ったりと、子どものころから気遣いが絶えなかったという回答者の声。好きな格好をして自分らしくいたいという願望を叶えるには「美人が集まる職場に行くと楽」（みかさん）といったアドバイスも寄せられていました。同じ苦労をしてきた者同士分かり合えて、人間関係がうまくいくのかもしれません。

また、男性からは外見だけで判断されて言い寄られることが多く、中身を見てもらえないのが悩みであるといった意見も多く聞かれました。

・「美人に言い寄るのはたいてい自分に自信のある俺様タイプです。女性側に見る目がない場合痛い目を見ます。美人の代用はいくらでもいるのです。だから飽きたらまた美人に浮気する。中身を好きになってもらわないとね」（ぬいさん）

誰それかまわずモテるよりも、自分の好きな人から愛されたいというのが本音。惚れられやすいのが障害となり本命の相手からは敬遠されるといった、美人ゆえの悩みもあるようです。

一方、自称「雰囲気美人」という回答者からはこんな声が。

・「『雰囲気美人』『印象美人』だと思います。それゆえに実際の私とのギャップに落胆されることが多いです」（mkさん）

一見優等生っぽく見えたり、育ちがよさそうに見えたりするものの、いざ親しくなるとそうではないことがわかり「口を開かなければねえ…」といわれてしまうのが悩みだそう。曰く、印象のよさで寄ってきた相手が少し話すと面白いくらいに引いていくのがわかるのだとか。そんな彼女の場合は「仕事では有利です、でも恋愛はかなり損してる気がします」とのこと。

「見目は果報の基」ということわざがありますが、トクしていると思われがちな美人にも美人ならではの悩みがあるようです。アナタの近くの美人も、人知れず苦労しているのかもしれませんね。（熊）

本当に美しい「美人すぎる○○」は


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