デジタルかアナログか…どうする？来年の手帳

早いもので2010年もあとわずか。一年間のスケジュール管理をした手帳もいよいよ最終ページに差し掛かり、新年から使う手帳を探している人も少なくないのでは？　自由に書き込みができるアナログ手帳に加えスマートフォンのアプリと選択肢が広がった今、来年のスケジュール管理をどれに託そうかと悩んでしまうもの。そこで今回は話題の手帳やアプリについて調べてみました。

●手帳は秘書！ビジネス向けの便利な手帳は？

For M「アナログ手帳vs.デジタル手帳」では「ステーショナリー」ガイドの土橋氏が膨大な数の手帳、アプリの中からイチオシの商品をピックアップしています。24時間の予定が書き込める「MARK'S」は仕事とプライベートの一括管理が可能。また忘れがちなパスワードを一部伏字にして書き込めるパスワードマネージメントがついたマルマンの「ニーモシネダイアリー」。またスケジュールを付箋紙に書いて貼り付けるタイプの「テンミニッツ手帳」は、フィルムふせんを使うちょっと変わった手帳。リスケになった予定もふせんを移動させるだけなので、改めて書き直す手間が不要。必ずこなさなければならない事柄はToDoボードへ貼り付けるだけでやるべきことが一目瞭然。変動がおきやすい仕事の管理がしやすい手帳です。一方でデジタル手帳も様々な工夫がされています。長年使用してきた手帳と同じインターフェースを採用したのが「Refills for iPhone」。スケジュール管理とタスク管理がしやすい「Pocket Informant」などが紹介されていました。アナログ手帳はコンパクトさや耐久性、デジタル手帳の場合は操作性と動作速度も判断基準に加わっているようです。

●話題の手帳は？

おなじみの「ほぼ日手帳」も、2011年版からビジネスマン向けに薄型の手帳が登場し話題を集めています。細部にわたりこだわりがつまっていますが、丸めて握っても丈夫な「グリップ＆ターン製本」は多少雑に扱ってもいいタフさがポイント。しかも薄型でスーツの内側ポケットにすっぽり入るサイズとサラリーマンにはありがたい機能といえそうです。

一方、就職活動中の学生から人気を得たのは、就活生による就活生のための就活生の手帳「みんなの就活ダイアリー」。これは能率手帳と楽天みんなの就職活動日記とのコラボでうまれたもので、スケジュール管理はもちろん就職サイトや志望企業のマイページのIDとパスワードを記す専用ページが設けられています。一人平均90社分にものぼるパスワードもこれならば管理が簡単。長引く就職活動だからこそ効率を落とさない手帳が大いに役立っているようです。

IT化が進む一方でこうしたアナログ手帳の活用の場も広がっているようです。ターゲットを絞った手帳の細分化も進み、手帳市場はさらに賑わいを見せています。スケジュールや効率、モチベーションを左右する手帳。誰よりも自分のスケジュールを把握しているパートナーですから「これ以外考えられない！」と思える、そんな手帳と出会えますように。（幸）

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