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とうがらしなのに辛くない?万能調味料“真っ赤ジャン”とは?

2010年10月21日 11:22  gooランキング

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「食べるラー油」に始まり、「食べるしょうゆ」「食べる味噌」「食べるわさび」など、新感覚の調味料が今、空前のブームとなっています。そうした中、10月13日放送の『ためしてガッテン』(NHK総合)で紹介されたある調味料が、はてなブックマークやTwitterで話題を呼んでいる模様。とうがらしの意外な魅力を引き出した、その調味料の正体とは?

●種じゃない?辛いのはあの部分

番組サイトには、とうがらしから辛さを抜き、うまさや甘さを引き出した「真っ赤ジャン」なる調味料の作り方が紹介されています。番組によると、そもそもとうがらしには「フルーツのような甘さや、和風だしを引き立てるうま味」があるそうで、それらを引き出すには、辛さを抑える必要があるのだとか。ちなみにその辛さの成分は、種ではなく「胎座」という場所で作られているそうですが、乾燥させることで胎座が実の中で粉砕し、内側にこびりつくため、種も実も辛くなってしまうとのこと。それを取り除くための方法として、カプサイシンがアルコールに溶けやすいという性質を利用し、種を取り除いたとうがらしをホワイトリカーに漬け込むという手順が紹介されています。

そうして辛味の抜けたとうがらしを、皮をむいたパプリカと炒め、かつお節、粉チーズ、しょうゆ、酒と合わせたものが「真っ赤ジャン」。冷蔵庫ならば7日から10日は保存可能とのことで、作り置きできるのはうれしいポイントですね。

●とうがらしの「うまみ」をきかせたアレンジ料理

また「真っ赤ジャン」を使った料理のレシピも、番組のサイトに掲載されていました。その一つ「真っ赤ジャンうま煮込み豆腐」は、厚揚げと豚バラ肉とねぎを真っ赤ジャンで味付けした料理で、食べ応えのありそうな一品。他にも、トマトやたまごを使ったレシピが紹介されており、いずれも手順はいたってシンプル。味の決め手となる調味料に「真っ赤ジャン」が加わることで、レパートリーの幅がうんと広がりそうです。

番組のレシピを元に作ってみたという人も。レシピブログ「辻が花・家庭でできる簡単お料理レシピ」には、実際に作った様子が写真つきで紹介されています。同ブログによれば、パプリカをこげるくらいに焼くのが、きれいに皮を剥くコツのようです。

辛いばかりだと思っていたとうがらしの意外なうまみ、甘みが味わえる「真っ赤ジャン」。新感覚調味料にハマっているというみなさんも、手作りの調味料で、市販の調味料とは一味違うおいしさを追求してみてはいかがでしょうか。(熊)

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