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再び、こけしブームがやってきた

2010年10月18日 11:22  gooランキング

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はなまるマーケットでも取り上げられたこけしブーム。毎年9月に宮城県大崎市鳴子温泉で開かれる「全国こけし祭り」への参加者が年々増加傾向にあるのだとか。特に若い世代にとってはやや馴染みが薄いものではないでしょうか。そこでこけしについて調べてみました。

●こけしブームを探る

こけしは東北地方が発祥の地。地元で育まれた木材を元に、木地職人が器などを作る副業として作られたもので、温泉地を中心に販売されたのがはじまり。その後、各地方へ波及し、それぞれの技法が編み出されるなど戦後からじわじわと人気を集め、昭和50年前後は全国的に大ブームとなったのだとか。東北地方のこけしとその他を区別するために東北地方のものは「伝統こけし」、他の地域は「おみやげこけし」や「創作こけし」と呼ぶのだそう。「伝統こけし」といえども10種類の系統に分けられ、中でも鳴子系は首を胴に差し込む「はめ込み式」という独特の手法を用いているのだそう。鳴子温泉界隈では江戸末期から湯治客のみやげ物として販売され、古くから地元に根付いた工芸品の一つ。どのこけしも同じように見えますが、形や大きさ、色づかいや表情など、工人の技や筆のタッチ一つで違いが出るとても奥深い世界。ハマってしまうのも頷けます。

●伝統工芸品同士が融合して生まれた「NARUKO」

日本の伝統工芸品に指定されている宮城県の鳴子漆器と伝統こけし。二つのコラボレーションで生まれたのが「NARUKO」というブランド。コーヒーテーブルやキャンドルホルダー、フラワーホルダーなど、おしゃれで使えるアイテムが揃います。どの製品にもこけしの滑らかなカーブ、漆ならではの艶が見事に反映され、デザインとマッチしています。伝統工芸品のイメージを損なわずに進化を遂げたNARUKOは、プレゼントに喜ばれそうなアイテムが揃っています。普段の生活に取り入れられることの少ない伝統工芸品のイメージをがらりと変え、若い世代にも受け入れられそうです。

ちなみに鳴子温泉界隈ではマンホールや道路標識など、ありとあらゆる箇所にこけしの絵が散りばめられている様子。訪れた際には街歩きをしてみるのも楽しそうですね。(幸)

そういえば最近みかけないもの


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