禁煙始めた夫のためにできることは？

たばこ値上げ目前の９月末、カートンごとまとめ買いする人が急増した一方で、これを機に禁煙を始めた人も多い様子。Twitterで「禁煙」というキーワードについて検索したところ、「禁煙なう、〇日〇時間継続中」「話す人、話す人、禁煙を始めた話が多い」など、たばこに関するツイートがひっきりなしにポストされています。

毎日新聞が西日本の喫煙者100人を対象に行った調査によると、値上げを理由に禁煙すると回答したのは24人、またgooランキングのアンケート調査「たばこ、いくらまでなら払う？」では、１位が《400円》、２位に《1000円超え》、以下《800円》、《1000円》という結果に。過去最大といわれる今回の値上げですが、家計への影響も大きく、禁煙に踏み切るきっかけのひとつとなっているようです。では、禁煙を確実に成功させる方法ってあるのでしょうか。Q&Aサイトの投稿を元に、禁煙経験者の声を探ってみました。

●夫の励みになる行動「私も〇〇をやめます」

発言小町のトピック「禁煙始めた主人の手助けをしたい」は、そんな旦那さんを持つ奥さんからの相談。禁煙を始めたばかりで辛そうな様子の旦那さんの助けになりたいとアドバイスを求めたところ、多くの禁煙経験者からさまざまな体験談が寄せられました。

旦那さんが禁煙に成功したというポムさんの場合は、何か手伝いたいという思いから、自身も大好きなケーキを我慢するという「ケーキ絶ち」を始めたのだそう。なお、禁煙は３が付く時期（３時間後、３日後、３週間後、３ヶ月後）が一番辛いと言われているようですが、実際には３ヶ月間が一番辛かったという、うしさんもまた、同様に好きな食べ物を断つことを提案しています。曰く「この一番辛い３ヶ月間お茶絶ち（もしくは、コーヒー、大福等の好物）をするのが一番励みになり、それ以上にプレッシャーになって間違いなく禁煙を続けられると思います」とのこと。

●そもそも吸っていなかったと思いこむ

喫煙歴10年、禁煙歴４年というまめきちさんによると「もう○日も吸ってない」と考えるのは逆効果とのこと。まめきちさんがたばこをスッパリ止めた方法は「喫煙なんてしたことなかった」と思い込むこと。禁煙を意識すると物凄く我慢している気になるので、最初からなかったことにしてしまうのだそう。周りの人も腫れ物に触るようではなく、全くの「非喫煙者」として接するのが良いのだとか。

●「禁煙うつ」にご注意を

一方、夫婦で２年前に禁煙したというyurさんによると、ヘビースモーカーだったという彼女自身は禁煙補助剤を使って止められたものの、「なくても平気かも」とスパッと止めた旦那さんの方が１ヵ月後に「禁煙うつ」にかかってしまい、仕事もできなくなってしまったのだそう。精神的な安定を優先して喫煙を再開したとのことですが、yurさんは「こういうケースもあると知っていれば早目に禁煙外来等の処置もできるんじゃないかと思って」と禁煙外来での治療をアドバイスしています。（※ 禁煙外来の来院急増につき、禁煙補助剤が品薄となっているため、病院側では現在新患の受付を一時休止しているとのことです）なお、実際に禁煙外来で治療を受けたという舘ひろこさんによると「３ヶ月の内服治療で費用は２万円位」とのこと。さらに「併用して、電子タバコもなかなかオススメ」だそうです。

このトピックの相談者のように、禁煙中に応援してくれる家族や一緒にがんばっている仲間がいると励みになるもの。その気持ちが支えとなって、禁煙成功へとつながるのではないでしょうか。現在禁煙中のみなさんも、どうかうまく行きように…。（熊）

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