トップへ

なぜヤシの実ブラジャーを…正直困ってしまったお土産とは

2010年08月21日 11:22  gooランキング

gooランキング

産経新聞によると、8月6日から15日までのお盆期間、日本航空と全日本空輸両社の国際線搭乗率は9割近くまで伸び、方面別では米ハワイ線、豪州線の人気が高かったとのこと。週末がお盆と重なって連休が取りやすかったということもあり、今年の夏休みは海外でのんびりと過ごしたという人も多いのではないでしょうか。さて、休みを満喫した後は、職場の仲間や親しい人にお土産を配ったり、もらったりする機会も多いものですが、ところでみなさんは、いただきもののお土産に困ってしまったという経験はありませんか?

●その気持ちはありがたいけれど…正直困ったお土産

自分のために見繕ってくれたその気遣いはうれしいものの、ヤシの実ブラジャーなんて飾る場所もないし、ましてや身に付ける機会もないし、どうしよう… 教えて!goo「こんなお土産いらないよ~っ!」には、そんな悩ましいお土産に関するエピソードが多く寄せられています。

ヤシの実をくりぬいた灰皿や民芸品や人形の置物など、実際「いらないよな~」というものをよくもらうという投稿者。同じような経験はないかと問うと、回答者からお土産にまつわる体験談が続々と寄せられました。

家庭教師のバイトをしているというある回答者は、修学旅行のお土産として生徒がくれた3個のふくろうの置物に困ってしまったと告白。さらには、シャープペンシルを貸したお礼にと、留学生の人から10本ものシャープペンシルをもらったこともあるのだそう。いずれのケースも、1つでいいのになぜ複数だったのかその謎は深まるばかりですが、ひょっとすると、贈る側は感謝の気持ちをお土産の量で伝えたかったのかもしれません。他にも、回答者からは次のようなお土産が挙げられていました。

・旅の土産の定番、ペナント
・観光場所の名前がでかでかと入ったキーホルダー
・御用だー御用だー!のちょうちん
・イタリア土産の形の変わったマカロニ
・胸に大きく「地名+○○(名前)」と書かれたTシャツ
・自分の趣味じゃない口紅や香水
・紙に包んで渡されたハワイの砂
・木彫りの置物
・東京タワーなど建造物のミニチュア

食べてしまえば後に残らない食品ならまだしも、飾る場所のない装飾品や、部屋のテイストにあわない置物などは、敬遠される傾向にあるようです。しかしそんな困ったお土産たちを愛してやまない人々もいるようです。みうらじゅん氏による造語「いやげ物」は、もらってもうれしくないお土産を指す言葉。彼の著書『いやげ物』(ちくま文庫)には、地名入りのTシャツ、貝殻でできた人形など、自らのコレクションが400点以上紹介されています。また、文筆家甲斐みのりさんの著書『乙女みやげ』(小学館)も、観光地の売り場の隅に追いやられているような民芸品やモダンクラフトなどにスポットを当て、コンセプチュアルに紹介しています。

こうした視点で改めてお土産と向き合ってみると、どんなアイテムも愛おしく思えてくるかもしれませんね。部屋の片隅でほこりをかぶっていたり、押入れに入れたままだったりするお土産を、今一度じっくりと鑑賞してみてはいかがでしょうか。(熊)

意外と知らない、お墓参りの作法


gooランキングのおすすめコラム
わたしの小心者体験
あげたくないのに断れない「一口ちょうだい」
わたしの空耳・空目事件簿