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わたしの小心者体験

2010年08月05日 11:22  gooランキング

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前を歩く女性の上着のタグが襟元から裏返って飛び出している。呼び止めて、伝えるべきか、否か。「タグ、出ていますよ」と一声かければ済む話ですが、言われた側の恥ずかしさを考えたり、また周りの目を気にしたりするうち、結局伝えられないまま相手を見失ってしまった、そんな経験はないでしょうか。他にも、顔見知り程度の相手には自分から声をかけられない、強気な相手の申し出は断れないなど、「自分って小心者だなあ」と思うことはありませんか。そうした小心者体験について、Q&Aサイトに寄せられたエピソードを元に、みんなの声を探ってみました。

●「実は私も…」みんなの体験談

発言小町「小心者自慢」には、多くのエピソードが寄せられています。飲食店での会計時、お店や後ろに並んでいる人に申し訳なくて会計を別々にしてもらうことができないと、自らの小心者エピソードを打ち明けるトピ主。すると、多くのユーザーが「私も実は…」と小心者体験談を次々と告白。

ある投稿者は「押しボタン式信号のボタンがなかなか押せません」と打ち明けています。その理由は、「お前ひとりのためにブレーキかけなきゃいかんのか」といった声が運転席から聞こえてきそうな気がするからなのだとか。道を横断する際には、心のなかで「スミマセン、スミマセン」と言いながら渡っているのだそう。

また「このトピ、自分の居場所かも」という、ある投稿者は、小心者ゆえに何事も準備が良く、そのせいで周りからは気の利く人と頼られ、小心者には荷が勝ちすぎる用事がさらに舞い込むという悪循環に陥っていると告白。自分のことを「小心者」という人の特徴として、無理なお願いでも頼まれたら断れないという共通項はありそうですが、誰かの期待に答えようとがむしゃらにがんばる姿は、むしろ周りの目には頼もしく映っているのではないでしょうか。

●小心者と気遣いの違い

こうした書き込みに対し、ある投稿者は「小心者と相手に気を遣う(心意気)は違うのではないか」と分析しています。さらに「相手のためを思った行動は凄く素敵な好意だとも受け取れますが、気を遣うことと小心者だと悩んでしまう際の考えの違い、とても損しているような気がします」とコメントしています。投稿者の言う通り、他人を気遣えることをもっと誇りに思ってもよいものかもしれませんが、そうはできずに悩んでしまうのが、小心者さんの損なところでもあり、また魅力でもあるのかもしれません。

●小心者の条件とは?

個人サイト「小心者同盟。」には、小心条件として「電話をしていても謝る時はつい電話口でぺこぺこと礼をしてしまう」や、「もう少し度胸があればなぁと落ち込むこと多々」、「時には大胆、しかしその後にまた落ちこむ」など、誰にでも心当たりのありそうな行動パターンが挙げられています。普段は大胆に見えるあの人にも、実は小心者な一面があるのかも? 自分とは真逆のタイプの人とも小心者体験について話してみると、意外な共通点が見つかるかもしれませんね。(熊)

嫌なことを忘れる方法、知りませんか


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