安くて美味い“もやし”が好きなんです

わずか数十円で買える野菜といえば、そう、消費者の強い味方「もやし」。葉物野菜と比較して大きく価格が高騰することもなく、安定した低価格を保つありがたい存在。レシピの幅も広く、一年を通して食卓に並ぶ万能選手。今回はそんなもやしについて調べてみました。

●意外と知らない、もやしのこと

食卓の定番といってもいいほど、口にしているもやし。白くて細いという風貌からは、あまり栄養素が詰まっていないイメージを持たれがちですが、実はビタミンC、食物繊維、カリウムなどを含み、カゼや便秘、糖尿病や大腸ガンを予防・改善する役割があるのだとか。またアミノ酸の一種であるアスパラギンを含んでおり、スタミナや疲労回復にも効果が。もやしの品種の中でも、最も栄養価が高いのは大豆もやし、続いてブラックマッペもやし、緑豆もやしの順。色白で細いことを「もやしっこ」なんて呼びますが、見た目をはるかに裏切る豊富な栄養素を含んでいるんです。しかも無漂白、無添加、無農薬という野菜の中でも最も安心・安全な野菜なのだそう。安いだけじゃない優秀な野菜ですね。

●もやしレシピからもやし専門店まで

クックパッドをはじめとしたレシピサイトでも、様々なもやしの調理法が紹介されています。中でも「もやしレシピ100」というもやし料理を作り続けた記録サイトは必見です。また東京・渋谷にある「もやし」では、もやしを使った目新しい料理を楽しむことができます。目玉はもやしゃぶで、豚肉や牛肉と一緒に食べれば美容や夏バテ防止にもなり、美容にもいいのだとか。また幻のもやしと呼ばれる全長20cmもある巨大な大鰐温泉もやしが食べられるとあり、もやし好きにとっては一度訪れてみたい店。

ただひとつもやしの問題点を挙げるならば、すぐに傷みやすいところではないでしょうか。調べてみると、もやしは呼吸をしているため、袋に穴を開けてから冷蔵保存すると長持ちするのだそう。2ちゃんねるでももやしをテーマにしたスレッドにはたくさんのオリジナルレシピが書き込まれるなど話題に。もやしは「萌やし」とも書くそうで、もやし萌えなファンも多いのではないでしょうか。（幸）

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