もう二度と思い出したくないと思う過去の嫌な出来事が、ふとした瞬間にフラッシュバックして嫌な気分を再び味わったり、反りが合わない人との会話で嫌な気分になったり、ミスをした自分を自分で責めたり……。こうした“嫌なこと”は日常にあふれているものではないでしょうか。心底嫌だと思っているからこそ余計に忘れられず、思い出してはへこむという悪循環に陥ってしまうことも。そこで嫌なことを忘れる方法について調べてみました。
●Q&Aサイトに寄せられたみんなの“忘れる方法” 忘れたいと思えば思うほど思いだしてしまう嫌なこと。教えて!gooをはじめとしたQ&Aサイトにも「みなさんはどうしていますか?」といった質問が多く寄せられていました。教えて!goo「嫌な事どうやって忘れる?」嫌なことが忘れられず、いつまでもネチネチと気にしてしまうという投稿者。嫌なことがあったとき、みんなはどのような方法で忘れていますか?と相談をしています。寄せられたアドバイスの多くは、ゲームやカラオケなど趣味に没頭する、泣ける映画などを観て涙を流す、思いきり笑う、ひたすら寝るなどが挙げられていました。またこんな方法も。
「私も嫌なことを一日中思い出す人間でしたが、休みの日などに、自分の行動を『笑う』『感動する』という2つのものに絞って生活した結果、昔の嫌な思い出もたくさん笑ったり感動したりした思い出の中に埋もれてしまい、思い出さなくなってきました。(wasaxaさん)
ずるずると嫌なことに縛られてしまいがちですが、自ら意識をして無理やりにでも別の行動をとることがポイントのようです。
続いて、発言小町「嫌なことをすぐ忘れる方法」にも参考になるアドバイスが。「腹立たしい出来事や理不尽な対応に遭遇したとき『あの人達なら、どう対応しただろう?』と考えることにしています」というサフランさんは、身近にいるとても優しい人のことを思い浮かべると不思議と心が落ち着くのだそうです。また、こうしたQ&Aサイトに投稿をして悩みを聞いてもらうというのも一つの手。匿名での投稿ができますし、悩みを文章にする段階ですでに整理がついてスッキリするものかもしれません。
●意識して忘れることはできない!?忘れることに関して、興味深いコラムをみつけました。ほぼ日イトイ新聞で連載されていた「海馬。」東京大学・大学院薬学系研究科・准教授 池谷裕二氏のコラムによると、「人間が意識してできることは『覚えること』のほうだけでして、『忘れること』は、意識してできることができない。脳でも、忘れることは、コントロールできません」という記述がありました。覚えることは意識できても、忘れることをコントロールできないとなれば、いつまでもクヨクヨと悩んでいても仕方がないことなのかも。嫌なことを楽しい記憶で塗り替えることに注力をするのが得策のようです。
他にもデスノートを作ったり、ゲーム感覚で「自分のレベルが1あがった」とか、嫌な相手を手のひらサイズに小さくイメージしてふーっと吹き飛ばす想像をしているなど、すました表情の裏ではとてもユーモアたっぷりの方法で嫌なことを忘れているようです。(幸)
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